明治150年(1)

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 明治維新から150年である。東北人として、これは率直に「祝うべきことなのか」という論調がある。「維新」という言葉に飾られているが、何のことはない薩摩・長州による暴力革命だったという見方がある。
 「・・何がめでたい」という佐藤愛子さんのベストセラーもあった。年月を重ねることに意義があるわけではない。
 写真は仙台藩主伊達慶邦公が150年前に降伏調印式のため、前日に仙台からこの館まで来たのである。一泊したのは城下の上級武士である石井覚左衛門宅である。
 現代の亘理城には、面白いことに2枚の看板がかかげてある。
 左には「亘理要害跡」(臥牛城跡)、右にあるのは「亘理城址」(仙台伊達藩戊辰戦争終焉の地)と書いてある。
 「要害」の看板は10年ほど前に、道路から見えるところに何の表示もないのがおかしいと、当時の文化財委員会が建立したものである。江戸時代に幕府は全国統制のため、一国一城令を発した。仙台藩だけは例外として2城が認められ、仙台青葉城と片倉小十郎の白石である。それ以外は石高に応じて、要害、館、柵などと名付けられた。
 しかし、これには商工業者が黙っていなかった。亘理より格下の5千石の船岡館が、いまや堂々と船岡城址公園としている。何故「城」という名称を用いなかったのかという論争が起きて、さらに看板をもう一枚、商工会が建立することになったのである。
 亘理は2万4千石を領有していた。仙台伊達62万石は分散支配体制をとり、各地をそれぞれにまかせていた。青葉城の周囲には、江戸城周辺に構える大名屋敷同様に、亘理伊達市も数万坪の仙台屋敷をもっていた。早朝に出発すると25kmの距離なので、昼頃に到着する。(つづく)

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# by watari41 | 2018-04-18 11:37 | Comments(0)

悪妻

 安部首相夫人「昭恵」さんが歴史的な「悪妻」の地位を獲得しようとしている。名誉なことではない。
 世界三大悪妻は有名だ。ソクラテス、モーツアルト、そしてトルストイの妻である。
 日本にも悪妻と言われる人がいる。有名なのは「北条政子」源頼朝夫人である。源家を滅亡させ、実家に政権をもたらした。しかしし新しい武家政治の始まりである源頼朝を支えた功績がある。
 室町時代には「日野富子」足利義政夫人がいる。戦国時代の始まりである応仁の乱の火付け役であり足利幕府を消滅に導いた。夫である将軍義政は銀閣寺を残した功績がある。だが日野富子は悪妻中の悪妻と言われている。
 次の時代には「淀殿」がいた。知られすぎていて書くまでもない。
 海外では、哲学者や芸術家の奥さんであるが、日本では権力者夫人が多い。
 日本でも文豪夏目漱石夫人の鏡子さんの悪名高いが異論も多い。

 近代政治家夫人には、目立ちたがり屋もいたが、賢夫人と言われる方々が多い、夫の足を引っ張るような人はいなかったように思う。
 安部昭恵さんは公の場に出て自由奔放に振舞っているのを、名だたる官僚たちが忖度してしまった。
 震災後の東北にもやってきて防潮堤の高さを低くしようとする住民運動に賛同したことなどもあり話題を呼んだこともある。

 今回の森友学園には弁明の余地がない。我々もこの一件がなければ、あのように異常な教育を実施している学園の存在を知らなかった。
 戦後70年にしてあのような時代錯誤があるとは思ってもみなかった。籠池さんのペテン師的才能が絡んで、その渦中にはまり、あらざる影響を及ぼしてしまった。
 落ち目の朝日新聞がおそらくは社運をかけたのであろう、あのように徹底した権力との対決姿勢がなければ、事件はうやむやになっていた可能性が高い。
 長期政権には、とかく負の側面が多すぎる。
念のために申し上げておくと、悪女ではない。悪妻である。

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# by watari41 | 2018-03-26 21:01 | Comments(0)

皇帝の必要な中国

 習近平さんが、とうとう皇帝になった。中国は皇帝を必要とする国家なのかもしれない。ラストエンペラーが1912年なので百年ほどの空白があった。
 その間というより、それ以前から西欧列強の侵攻を許していた。1840年代のアヘン戦争でイギリスの近代化された大砲軍艦には勝てずにズタズタにされ、多額の富を搾取された末に、香港・マカオなども百年間の租借という、いわば植民地化されていた。海洋帝国国家のイギリスにとっては十分すぎる成果を得たのであった。

 遅れて近代化に成功した日本は、日清戦争に勝って多額の賠償金を得て、より一層の軍需産業にまい進して、朝鮮の併合とさらには中国本土へと侵攻して、日米開戦となりその結果はご存知の如くである。

 中国は19世紀にイギリスに痛めつけられたのであるが、より最近の20世紀の出来事である日本に対しての記憶がまだ冷めやらない。

 巨大な国家を統治するには,皇帝が必要なことは2千年前にローマ皇帝カエサルが示した。それ以前のローマは現在でいう共和制に近い。しかしカエサルはルビコン川を渡ったで表現されるようなことで軍隊を首都に入れて、投票の結果とはいえ事実上の皇帝となった。歴史で教えるのは、アウグスティスが初代であるが、カエサルがその礎を作った。それを強固にしたのは、クレオパトラと組んだアントニウスを、名目上の指揮官ではあったがカエサルの養子だったアウグスティスの功績とされたからである。
 カエサルは弟子でもある共和政派のブルータスに暗殺されたことは誰でも知っている。
 習近平さんが今後どうなるかは誰にもわからない。しかしチベット人を大弾圧しているのは許しがたいことだ。
 

 

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# by watari41 | 2018-03-15 14:54 | Comments(0)

あれから7年

 昭和30年だった。戦後10年にして、もはや戦後ではないと言われるほどに復興が進んだ。
何百万もの死者と、荒廃した都市が立ち直り、それ以降も目覚ましい発展を遂げた姿をこの目で見てきた。
 対比して
 震災後7年を経て、莫大な復興資金が投じられたが、現地はどのようになっているであろうか。
 人が戻ってこない。かつては数千人が住んでいた海岸の街は今も荒涼たる平原でしかない。
 ところどころに家が点在しているが、もともとの住人はほとんどが内陸部に移り住んでしまった。

 復興とは何かと改めて問われている。
 何十兆円もの資金は、巨大な防潮堤や土盛り工事、そして内陸部の田畑であった土地を評価額より2桁も高価に買い、復興住宅と称するマンションの如き建物になった。復興長者と言われる人も出ている。
 浜通りにもともと住んでいた筆者の年齢以上の老人は、この近代住宅に戸惑いを感じている。鍵をかければ外部と遮断される。もっと工夫の余地があってもよかったのだろう。例えば、ベランダを共通にするとかの意見もあったようだ。しかし結果論である。仮設住宅の時はよかったという話もある。一歩外に出ると誰かしらがいたと。

 海、陸、河川が接する境界領域を海岸エコトーンといい、海水と淡水が混じり合い多様な環境と生物が存在していたのが震災前だった。これらが一旦は破壊されたが、自然の回復力はすごいもので失われた動植物が復活しつつあるが、これを邪魔しているのが現代人の復興とされる、コンクリートと他所から運んだ山土なのかもしれない。
 これらを地域住民と観察し研究している学者もいる。行政にはいろいろと提言もしているが、先日のフォーラムでは、なかなか思い通りにならないと言っていた。
 自然と防災と人間の生活という三つの課題に対する難しい問題に直面しているともいえる。

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# by watari41 | 2018-03-06 21:33 | Comments(0)

(続)老いたり

 列車に乗ると席を譲られることが多くなった。
 はじめは違和感をもっていたが、最近は遠慮しないことにしている。

 お若く見えますなどとお世辞を言われて真に受けているところもあるが、本当に若い人からみればかなりの老人にちがいない。
 寒くなると、頭から冷えてくる。頭髪の大事さがよくわかる。そして体の芯まで冷たくなるようだ。帽子がはなせない。足も冷える。
 今年の寒さは身にこたえた。
 「老いてますます盛ん」などという言葉もあるが、文字通り言葉でしかないことを実感している。
 後期高齢ポイントを過ぎるとこれまた一年ごとに体力の低下がわかる。

 同輩の方々も急激に老けこんでいる人が多くなった。平均寿命の差異のごとく高齢者では男女間に5才程度の開きのあることがわかる。
 根気も続かなくなってきた。
 近隣の85才男子が2月に相次いで亡くなった。そのうち一人は、昨年の老人会で俺は片足立ちがOKなんだと実演して見せたものだ。急にガタガタときてあっけなかった。私は弔辞を読む役である。いつ読まれる側になるのかわかったものではない。
 物忘れの人も多くなったのだろう。我々年代向けに巨大な新聞広告がでている。効き目はないものと思っている。お金に余裕のある人は試しているのだろう。物忘れが改善したなどと聞いたことがない。

 精神年齢だけが若いつもりでいる。
 昔からみれば多少は判断力がついているのかもしれないが、それもこれも思いこみである。

 おそらくは健康寿命すれすれのところにきているはずだ。
 先日の葬儀で「釈○○」という3文字だけの法名をみた。新鮮な感じがした。普通の人はこれだけで十分だと思った。
 院・居士でないと駄目だなどというのは現代人の不遜な考えなのだろう。
 そんな自問自答も老いたる証なのだろう。


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# by watari41 | 2018-02-28 21:24 | Comments(0)

老いたり

 先日、地方紙の読者投稿欄に、筆者と同じ年代の方で同様に退職後の日々を綴った方がいたようだ。
 その方が曰く、読み返してみると、十年前には結構良いことを書いていたと思うが、最近のものは全く駄目だ。つくづく老いたりと思うというような投稿だった。

 筆者も全く同感である。NHK特集で山中先生も登場する「人体」の中で「脳」の話があり、最後の数分のみを見た。
 新しい脳細胞が、いくら年齢を重ねてもどんどん出来ているというようなことだったが、実感としては全然そんなことを感じていない。

 だが生物学上は、新しい細胞に常に入れ替わっているのだろうが、それについてゆけないというのが実態なのかもしれない。それが我々の思う老化なのではなかろうか。

 新しい細胞を生かせなくなった。古い細胞は無くなってゆく。これが現実なのかもしれないと思う。
 今日も町内会の葬儀があった。享年87歳の男子、筆者とは十歳とちがわないが、ここ数年は寝たきりの状態だった。最後は生命維持装置みたいなものをつけていた。
 いまだ、町内会長の小生は弔辞を読むことになった。亡者をよく知るだけに、さらりと書いたつもりであるが、若い遺族の方々には、えらく感謝していただいた。 まだ筆者も多少は大丈夫なのかと思ったものであるが、お世辞と捉えないところは、おめでたくなってきているのかもしれない。
 恥ずかしいとか、隠すところなど何も無くなってきた。秘密を沢山もっていることが若さの特権なのかもしれないと思う。
 我々には、まっさらの細胞がどんどん増えてきているのだろう。認知症老人を見て赤ちゃんがえりしているなどといわれるが、そういうことなのだろう。

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# by watari41 | 2018-02-05 19:24 | Comments(0)

或る官と民

 筆者の居住している所は、農村と分類される。
 かつては大規模農家も多かった。現在、私はその町内会長である。
 その中の、とある一軒での出来事です。
 そこは表玄関が旧国道に面している。立派な門をくぐり、100坪に近い大きな母屋、さらに隣接する作業場、納屋、倉と続き、裏門を抜けると次の公道までに達する70m巾ほどの、大きな畑があった。屋敷畑みたいなものだ。裏門から次の公道まで、畑の中に作業用の軽トッラクがすれ違える立派な私道もあった。

 だが、今やこの辺りも住宅地になってきたので、畑も売り払い、高齢となった家主は農家を止めた。
 その私道を町に寄付したのである。200坪に近い道路となった土地である。
 ところが問題が発生した。その道路に家主が手作りした雨水の側溝がついていたのである。素人工事だったので壊れ始めた。
 今や町道となっているのだから、町が新規に側溝工事をやるのが筋であると言う家主側の主張である。土地も寄付していることだしという言い分である。

 ところが、町は寄付を受ける時に手抜かりがあったことに気がついたのである。道路として寄付される時に調査不十分であったと。
 家主側は、工事をやるくらいはできる十分な資力の持ち主だが、町でやるべきと譲らない。町としては、やりたくない工事の一つなのだろうが、ようやく始まった。小生の目には千万円に近い大工事に見える。こんな調整もお役目の一つである。

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# by watari41 | 2018-01-18 21:19 | Comments(0)

二刀流

 「五輪書」は二刀流の元祖、宮本武蔵が晩年に著した剣法の極意である。
 現代では「五輪」と言えばオリンピックであり、5つの大陸のことだが、武蔵の時代には、地、空・・・など人間の周囲5つの環境を表す。「五輪書」に特に哲学的な意味などは持っていない。
 日本で野球が盛んになったのは、前にもこのブログに書いた記憶があるが、投手とバッターの一騎打ちがメインであり、チームとして合戦の様相を呈するから、戦国時代の好きな日本人の感覚に訴えるものがあることだ。

 大谷翔平選手は、武蔵同様に日本では、いまだ誰も達成していない、野球のメインである。投打の二刀流に挑戦中である。
 MBAではベーブルースが実践して、かなりの成績を上げた。長年破られなかった年間60本、生涯714本ホームランでむしろ名高い。

 評論家諸士も、いずれは一本化するだろうと見ているが、二刀流の目標を達成してほしいものだ。
 投打ともに超一流選手となり、その引退後に「回想記」を書いてほしいものだと思っている。
 花巻東高校は、菊地雄星投手とかすぐれた選手を育てている。監督に人を育てる術があるのだろう。

 世の中には、いろんな二刀流がある。甘党であり辛党という人も結構多い。スイーツ好きな横綱もいた。文字には書きにくい二刀流も結構いるようだ。

 二刀流以上になると多刀流とはいわず、万能選手とされるのも面白い日本語の形式である。テレビを見ていたら中学校時代の若乃花が勝てなかった他校の相撲選手がいたそうである。何故その人が力士にならなかったのかというと、もともとは他の競技選手で相撲クラブの選手が足りなかったので、応援で主将出場したというのが面白かった。

 野球にしても剣術にしても、一瞬の勝負である。剣道の一本などはスローでみないと素人には判別がつかない。
 ホームランを打った瞬間なども、スローの解説があってようやくわかる。
 運動神経、反射神経全てが優れている天才にだけできるのが二刀流なのだろう。

 筆者の如き凡人には、あれもこれも出来ませんという二刀流が世の中の大半である。

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# by watari41 | 2018-01-07 17:36 | Comments(0)

貴乃花と白鵬

 今から30年近く前のことになる。
 貴乃花と若乃花の兄弟が、十両に昇進した頃の正月番組だった。この2人の関取が当時は既に横綱だった、九重部屋の千代の富士、北勝海(現在の八角理事長)との対談放送があった。若貴の兄弟2人は小さくなって、司会者の問いに答えていたものだ。もちろん2人の横綱は余裕しゃくしゃくであった。記憶されている方々も多いと思う。

 その後、兄弟は共に横綱となり空前の相撲ブームがやってくる。
 しかし、考え方に差異が生じたのであろう、喧嘩分かれをしてしまう。
 貴乃花だけが角界に残った。

 八角理事長と対立するようなことになろうとは考えてもみなかったであろう。

 話は異なるが、小泉さんが首相になる頃だった。テレビで人相見の易者が、顔が四角い人は頑固者というか信念を曲げない人が多いのですよと言っていた。小泉さんは、死ぬまで原発反対を言いつけるのであろう。

 貴乃花も四角い顔だ。容易に後に引くことはないであろう。
 丸顔の人は、融通無碍のところがある。現職では自民党の幹事長がそうである。有名な政治評論家が、あの人はなんでもありですよと。そんなことを言っていた。

 白鵬は丸顔だ。数々の大記録を更新中だが、横綱としての勝ち方に疑問のつくことが多い。横綱とは「品格」に優れという文言があるが、横綱審議委員会の推挙条件はあくまで、2場所連続優勝か準ずるものである。本人が横綱になったのだから、普段の行動と共に、品格のある相撲を取るように心がけるものだとされる。そういうことでは大昔の大関が最高位で、特に優れたものが横綱の称号を得るというのが正しかったのだろう。
 大鵬さんが、白鵬に対して、横綱とは「良い相撲をとり勝ち続けなければならない」と言ったとされるが、「良い相撲」の前半を飛ばして勝つことだけにこだわってしまった。
 横綱相撲で勝ったのは、千勝そして40回優勝のよくみても7割程度なのではなかろうか。28回優勝程度の記録だとみている。今回の事件も白鵬に端を発している。そんな白鵬を貴乃花は普段から心良く思っていなかったのだろう。

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# by watari41 | 2017-12-28 15:10 | Comments(0)

ひふみんさん

 将棋の加藤一二三 九段である。
 天才少年と言われる14歳の藤井4段に敗れて注目され、引退したら大ブレークを果たした。テレビ各局に引っ張りだこになっている。

 筆者などとほぼ同年代で、将棋界にデビューした頃は「神武以来の天才」と騒がれたものである。昭和30年当時は、神武とか岩戸など日本創世記時代の神話の言葉が流行していた。
 当時の加藤少年は、たちまちのうちに「名人」になるものと期待されていたのである。
 ところがである。大山康晴名人などの厚い壁に阻まれてしまった。

 タイトルを得たのは、ずっと後年になってからであり、保持した期間も短かった。
 加藤さんは20歳で結婚したのだと思う。それも話題だった。そんなこともあって、女性関連のスキャンダルなどはなかった。好きな鰻を食べて今日まできたようだ。
 ほぼ一生を将棋の世界に打ち込んだので、おそらくは世情にも疎くなったものだと思われる。そんなことが今の世の中にフレッシュにうつるのであろう。我々が見ても純粋無垢の感じがする。私などにも人には語りにくい悪事とか、おかしなことはたくさんやって現在まで生き延びてきている。
 終戦直後の小学校入学者には、どういうわけか、私も含め「音痴」が多い。音程も歌詞もずれる。当時のオルガンなどがいい加減なものだったのだろうと、いいように解釈している。加藤さんは持ち歌である「いい日旅たち」を、恥ずかしげもなく全国放送で歌いあげている。見ている方が恥ずかしくなってくる。

 加藤さんは、将棋の世界を存分に味わったのだと思う。ご自分の才能にも気がついたのであろう。同年代者としてエールを送っている。
 それにしても羽生永世七冠とは、とんでもない記録である。空前絶後であろう。
 囲碁は井山さんの一人舞台になっている。仙台の天才囲碁少年一力七段も20歳になった。井山さんの壁に何度も跳ね返されている。
 何とか早い機会にタイトルを獲得してほしいものだと願っている。

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# by watari41 | 2017-12-16 14:05 | Comments(0)

本当の脅威

 北朝鮮木造漁船の日本海沿岸への漂着が多くなった。
 まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようである。大陸間弾道弾との格差に驚くしかない。
 母船があり、かつての「蟹工船」みたいな重労働をやっているのだろう。

 北朝鮮の本当の脅威とは、ミサイルではなくて、一旦その体制が不安定になれば、何千艙あるかわからない、オンボロ木造船に乗った何万人もの難民が押し寄せてくることだろう。
 それを受け入れる体制があるのだろうか。軍事防衛の地上イージスではなくて、その対策は難民の収容体制にある。
 公にはされないが、筆者が考える得る如きことくらいは、霞が関の奥の方で対策が練られているのであろう。

 少し前になるが、村上龍さんの「半島を出よ」という本がベストセラーになった。近未来小説であった。相手のパソコンに入り込んだり当時は夢の如きネット技術が記載されていたが、今やそんなことも現実である。
 ただ、艦船が簡単に作れるわけはないので、オンボロの軍艦や、木造漁船を改造した輸送船に大勢の軍人を乗せて日本海に乗り出すのである。小説であるから、危機は寸前のところで回避される。
 現実にも、北朝鮮工作船に乗った工作員が、どこかの離島か田舎の村を占拠してしまう軍事衝突があるのかもしれないと思っている。

 実際に遭難漁船員だったからよかったものの、真夜中に沿岸部にある一人暮らし女性宅の玄関ドアを叩かれたら驚いていまう。

 日本海沿岸に何万人もの難民キャンプができることを想像している。
 東日本大震災の如く、一時的には体育館などに収容して、仮設住宅を提供することになるのではなかろうか。
 何十兆円かの補正予算が組まれることになる。本格的な戦争よりもよいであろう。

 独裁体制は、一旦崩れると恐ろしいことになる。
 中国はおそらく現状の政治体制で市場経済への転換を迫っているのであろうが、金王朝そのものが崩壊すると恐れているのだろう。
 話し合いに入れば、北は核兵器の保有を認めることを主張というか、それが前提ともなるのだろう。
 核兵器放棄には、何十兆円かを支払うという妥結点が見出せるのだろうか。

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# by watari41 | 2017-12-05 12:42 | Comments(0)