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数字の力

 年金だけで生活出来ない事は誰もがわかっていた。それが2千万円だと聞いて多くの人がパニックった。数字は怖い。
 トランプ大統領が安部首相に、令和への改元はアメリカンフットボールと比較してどのくらい大変なことなのかと聞いた。おそらくは2倍とか3倍という数字を期待したのであろう。だが首相は比較にならいくらい重要だと答えた。それしか答えようがなかったであろう。ところが通訳が気をきかした。100倍大変なことだと言ったら大統領は驚きながらも納得したようだ。一万倍とか無限大だとピンとこない。ましてや文学的表現である文字ではわからない。

 我々は具体的な数字をあまり使いたくない。近日中とか数日以内とかで一時逃れすることもある。近い将来だとかで、できるだけ数字を避ける。相手もあまり突っ込まないことが多い。なあなあ社会であると言われる由縁でもある。政治の場では特にそうだ。
 ところが、小泉内閣の時に厚生大臣が100年安心の制度ができたと大見えをきったことが記憶に新しい。これには誰しも怪しいと感じたはずだ。そんな遠い将来のことはホゴになるに決まっている。

 話題が変わるが、今年の楽天イーグスは好調だ。球場には連日2万6千人もの観客が入る。宮城県の人口が230万人なので1%以上、つまり100人に1人は球場へ足を運んでいることになる。しかも大半は仙台の方々であろうから、市民の3%近くが野球見物していることになる。日本一になった時のパレードには21万人。これはテレビで野球観戦している人数だと思った。

 最近の野球解説はち密で非常に科学的になってきているのだが、どの解説者も試合の「流れ」という言葉を頻繁に使う。たしかにそのように動いているような試合が多いと感じるが、この流れとは一体何なんであろうかといつも疑問に思っている。流れをたぐりよせたいとか、AIの時代にこのような話がまかり通っていることが不思議である。そのうちに将棋・囲碁の如く何百万もの試合を分析してAIが数字で出してくれるものなのかもしれないと思っている。

 前回ブログで、香港デモも天安門の如く鎮圧されるのかと思っていたが、2百万人という人口の20%の力は大きい。現状を維持できそうだ。

by watari41 | 2019-06-22 15:39 | Comments(0)

居眠り

 一般職員の居眠りがこれほどに社会問題化したことはなかったろう。眠ってはならない時に目をつむってしまった。睡魔に襲われたのだという。
 イージスアショアという兵器のいいかげんさを、これほどにPRできたものはなかただろう。
 6000億円の品物をアメリカから購入しなければならないという課題が先にあったようだ。
 兵器の性能とか設置場所などは別問題みたいのようだった。本来ならこれほど高価なものを購入するのだから、担当者を現地に派遣して実地検分するのが当然であろう。東京にいてインターネット上で検証したのだというのだから驚くしかない。

 一度ケチがついたものは、最後の最後までケチがつくという見本みたいな出来ごとだと思っている。仕事中に居眠りがでるのは誰しも経験している。何も今回の彼だけではない。

 私などは田舎の町会長という役柄、葬儀などの時には、一番前の席すなわちお経を唱える住職のすぐ後ろに座る。はじまると直に眠くなる。コックリコックリとしてしまうが、場所柄だれも咎める人はいない。わけのわからないものを聞いて眠くなるのは当然のことだからである。西欧人には最も不思議な光景に見えることだろう。
 日本人の我々だって、おかしなことだと思っているのだが、AI時代の今日でもこんな慣習がなくなる迄にはあと100年くらいはかかりそうだと感じている。

 「春は眠くなる。猫はネズミを捕るのを忘れ・・」という有名な一節がある。睡魔に襲われるのは、仕事を忘れてしまいたいという潜在的な欲求が具現化したものなのか。職員が居眠りしようがしまいが、それに住民が怒ろうが事は淡々と進んでしまうのが現在の日本でもある。
 100万人のデモを起こしても実力で鎮圧され、法律が制定される「香港」と何ら変わるところがないのが残念である。日本全体が居眠り状態とされても仕方がない。

by watari41 | 2019-06-13 16:23 | Comments(0)

フェイルセーフ

 横浜市の新交通システム、無人運転電車が逆走して車止めに激突して多数の怪我人が出た。
 電車は、前後どちらにも走る事ができるので、反対方向に走ったとしても何らおかしくはない。行きと帰りは逆方向に走るので、何かを一つ間違えれば反対方向に走って行く。今回の事故は始発地点なので、走る方向を逆にできなかった何らかの原因があるのだろう。
 25メートルの地点に車止めがあったというから、そんなにスピードが出てはいなかったはずだ。しかし乗客への衝撃は不意打ちを食った形なので相当に大きかったはずである。

 筆者は、ずいぶん昔に自動車運転免許証の講習を受けにいった時に衝撃体験試験というのがあった。ぶつかることが予めわかっていたことだが、衝撃を受けた後で、これは時速何km程度の衝突かと聞かれたので、かなり大きな衝撃だったので40km程度だろうと答えたら、何と15kmなんですと言われて驚いたことがあった。かように低い速度でも衝撃は大きい。

 今回の事故では、原因が判明しない場合には、有人運転で行うことになりそうだ。
 しかし、走ってはいけない区間を走行したのだから、そこに電車がきたら、自動的に急ブレーキがかかる仕組みを最初から組み込んでおけばよかったのではなかろうかと思うのは素人考えなのだろうか。

 筆者は在職の頃に、「フェールセーフ」という言葉を何度もきいた。事が正常に働かない万一の場合には、より安全な方向へと導かれるというのである。人身事故などを避けるためである。具体的にはガス湯沸かし器があった。そのスイッチの一部を構成する材料だった。パチンとスイッチを入れると種火と言われる弱い炎がでる。その熱で弱い電気が発生する材料がある、そこから発するわずかな電力で動作する電磁石が入っていて、その動力でガスの主弁が開くのである。

 どこかがおかしくなっても、主弁は閉じるようになっている。フェイルセーフをわずかな記述で表現しようとしたが、多くの方が理解できないのではと思う。昔のことなので今は別のシステムなのかもしれない。湯沸かし器に種火が見えたらスイッチを少し長めに押して下さいという表現をご記憶の方も多いと思う。材料が温まる時間が必要だった。
 今やオール電化の家も多いので、時代遅れの話なのかもしれない。

 今回の事故を鉄道事故調査官も前代未聞といっているが、極めて単純なのか、迷宮入りとなるのかわからないが、フェイルセーフの回想につながった。


by watari41 | 2019-06-03 16:45 | Comments(0)