人気ブログランキング |

<   2018年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

悪妻

 安部首相夫人「昭恵」さんが歴史的な「悪妻」の地位を獲得しようとしている。名誉なことではない。
 世界三大悪妻は有名だ。ソクラテス、モーツアルト、そしてトルストイの妻である。
 日本にも悪妻と言われる人がいる。有名なのは「北条政子」源頼朝夫人である。源家を滅亡させ、実家に政権をもたらした。しかしし新しい武家政治の始まりである源頼朝を支えた功績がある。
 室町時代には「日野富子」足利義政夫人がいる。戦国時代の始まりである応仁の乱の火付け役であり足利幕府を消滅に導いた。夫である将軍義政は銀閣寺を残した功績がある。だが日野富子は悪妻中の悪妻と言われている。
 次の時代には「淀殿」がいた。知られすぎていて書くまでもない。
 海外では、哲学者や芸術家の奥さんであるが、日本では権力者夫人が多い。
 日本でも文豪夏目漱石夫人の鏡子さんの悪名高いが異論も多い。

 近代政治家夫人には、目立ちたがり屋もいたが、賢夫人と言われる方々が多い、夫の足を引っ張るような人はいなかったように思う。
 安部昭恵さんは公の場に出て自由奔放に振舞っているのを、名だたる官僚たちが忖度してしまった。
 震災後の東北にもやってきて防潮堤の高さを低くしようとする住民運動に賛同したことなどもあり話題を呼んだこともある。

 今回の森友学園には弁明の余地がない。我々もこの一件がなければ、あのように異常な教育を実施している学園の存在を知らなかった。
 戦後70年にしてあのような時代錯誤があるとは思ってもみなかった。籠池さんのペテン師的才能が絡んで、その渦中にはまり、あらざる影響を及ぼしてしまった。
 落ち目の朝日新聞がおそらくは社運をかけたのであろう、あのように徹底した権力との対決姿勢がなければ、事件はうやむやになっていた可能性が高い。
 長期政権には、とかく負の側面が多すぎる。
念のために申し上げておくと、悪女ではない。悪妻である。

by watari41 | 2018-03-26 21:01 | Comments(0)

皇帝の必要な中国

 習近平さんが、とうとう皇帝になった。中国は皇帝を必要とする国家なのかもしれない。ラストエンペラーが1912年なので百年ほどの空白があった。
 その間というより、それ以前から西欧列強の侵攻を許していた。1840年代のアヘン戦争でイギリスの近代化された大砲軍艦には勝てずにズタズタにされ、多額の富を搾取された末に、香港・マカオなども百年間の租借という、いわば植民地化されていた。海洋帝国国家のイギリスにとっては十分すぎる成果を得たのであった。

 遅れて近代化に成功した日本は、日清戦争に勝って多額の賠償金を得て、より一層の軍需産業にまい進して、朝鮮の併合とさらには中国本土へと侵攻して、日米開戦となりその結果はご存知の如くである。

 中国は19世紀にイギリスに痛めつけられたのであるが、より最近の20世紀の出来事である日本に対しての記憶がまだ冷めやらない。

 巨大な国家を統治するには,皇帝が必要なことは2千年前にローマ皇帝カエサルが示した。それ以前のローマは現在でいう共和制に近い。しかしカエサルはルビコン川を渡ったで表現されるようなことで軍隊を首都に入れて、投票の結果とはいえ事実上の皇帝となった。歴史で教えるのは、アウグスティスが初代であるが、カエサルがその礎を作った。それを強固にしたのは、クレオパトラと組んだアントニウスを、名目上の指揮官ではあったがカエサルの養子だったアウグスティスの功績とされたからである。
 カエサルは弟子でもある共和政派のブルータスに暗殺されたことは誰でも知っている。
 習近平さんが今後どうなるかは誰にもわからない。しかしチベット人を大弾圧しているのは許しがたいことだ。
 

 

by watari41 | 2018-03-15 14:54 | Comments(0)

あれから7年

 昭和30年だった。戦後10年にして、もはや戦後ではないと言われるほどに復興が進んだ。
何百万もの死者と、荒廃した都市が立ち直り、それ以降も目覚ましい発展を遂げた姿をこの目で見てきた。
 対比して
 震災後7年を経て、莫大な復興資金が投じられたが、現地はどのようになっているであろうか。
 人が戻ってこない。かつては数千人が住んでいた海岸の街は今も荒涼たる平原でしかない。
 ところどころに家が点在しているが、もともとの住人はほとんどが内陸部に移り住んでしまった。

 復興とは何かと改めて問われている。
 何十兆円もの資金は、巨大な防潮堤や土盛り工事、そして内陸部の田畑であった土地を評価額より2桁も高価に買い、復興住宅と称するマンションの如き建物になった。復興長者と言われる人も出ている。
 浜通りにもともと住んでいた筆者の年齢以上の老人は、この近代住宅に戸惑いを感じている。鍵をかければ外部と遮断される。もっと工夫の余地があってもよかったのだろう。例えば、ベランダを共通にするとかの意見もあったようだ。しかし結果論である。仮設住宅の時はよかったという話もある。一歩外に出ると誰かしらがいたと。

 海、陸、河川が接する境界領域を海岸エコトーンといい、海水と淡水が混じり合い多様な環境と生物が存在していたのが震災前だった。これらが一旦は破壊されたが、自然の回復力はすごいもので失われた動植物が復活しつつあるが、これを邪魔しているのが現代人の復興とされる、コンクリートと他所から運んだ山土なのかもしれない。
 これらを地域住民と観察し研究している学者もいる。行政にはいろいろと提言もしているが、先日のフォーラムでは、なかなか思い通りにならないと言っていた。
 自然と防災と人間の生活という三つの課題に対する難しい問題に直面しているともいえる。

by watari41 | 2018-03-06 21:33 | Comments(0)