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余日録


by watari41

古希の会

 どか雪や 人も車も 天恨む
 2010年2月12日早朝の風景である。たかだか10cmほどの積雪だが大雪に思える。
江戸時代の雪には血のニオイがただよう。赤穂浪士の討ち入り、幕末の伊井大老暗殺の桜田門外の変等、雪は重要な背景を構成している。あまりの大雪でもいけない、丁度こんな雪だったのだろう。

 私は、このところ公私にというのもおかしいが猛烈に忙しかった。寒さもあったのだろう、次々と訃報が飛び込んでくる。ご供養アルコールも近来になく多くなった。ここ数年来罹ったことのない風邪をひいたようだ。熱はないが少し苦しい。

 昨日は仙台市郊外にある茂庭荘にいってきた。民営化されてから、大繁盛しているようだ。サービスも格段によくなった。神主さんが出張してくるのには驚いた。近くにある仙台のシンボルでもある太白山をご神体としている神社だそうだ。古希の御祓をしてもらったが、その料金はお寺さんなどからみればケタチガイに安い。目の下50cmもある鯛が供えられ、持ち帰っても結構ですと言われたが、誰も手をださない。

 みんなは、それぞれの人生を歩んできているが、近年つらいことに合った男もいた。40歳の息子を亡くしたのだという。東京に住んでいて、仙台へ出張で来たのだそうだが、公務であるからと、ホテルに泊まったのだそうだ。ポックリと亡くなったんだという。国家機密にもかかわるような仕事をしていたそうだが、こんなところに仔細を書くわけにはいかない。

 近年、俳句を始めたという友もいた。数学の先生をやっていた人なのだから面白い。仙台には数多くの俳句会があるのだろうが、滝という俳句雑誌に佳作として載せられたのがよほど嬉しかったのだろう。ぜひ読んでくれと持参した。冒頭の句は稚拙以下なのだろうが、顔のわかない読者もいないようだから、お許しを願おう。

Commented by moai at 2010-02-13 09:52 x
小生も何年振りかに風邪をひき1週間ほどゴホンゴホンとやっていました。お大事に!雪は難儀かも知れませんが朝起きてうっすらと雪景色になっているのを見ると何か気持ちがはしゃいでくるのはなぜでしょうか?昨日の朝日の天声人語にたき火が今の若者にはわからなくなったが、その不思議な魅力が述べられていました。雪も焚き火とともに大脳の奥の古い記憶を刺激される珍しい光景になりつつあります。
Commented by クオリア at 2010-02-13 10:45 x
古希達成を祝します。
数センチの雪でも「難儀」をする世ですね 句のとおり感じますよ
Commented by watari41 at 2010-02-13 14:18 x
 体力が弱ってきているんでしょうね。私も早く風邪を治したいものです。雪景色にすっきりした気分になるのは、空気中のホコリが雪と一緒に地上に落ちて来るからなんだと言う説があります。
 焚き火には古い記憶が刺激される。そうでしょうね。青雲寮での大規模なファイヤーストームが未だに脳裏に蘇ります。仙台には2万年前の旧石器人の焚き火跡が地価から発見されて、そのまま残されております。地底の森ミュージアムというんです。moaiさん、コメントをありがとうございます。

 クオリアさん、昔の数え方なので、満年齢ではまだちょっと時間があります。雪を若い頃は喜んだのですが、今やまさに難儀なことです。
Commented by ようこ at 2010-02-14 08:11 x
もうすぐ古希をお迎えとのこと、おめでとうございます。
風邪をひかれたとか、平熱が35度台の方もいらっしゃいますので、
くれぐれも、大切になさって下さい。

本当に訃報の知らせがどんどん増えてゆきます。
従妹も、39歳の息子を、深夜の勤務中に亡くしました。
やっと最近立ち直ったような感じです。
Commented by watari41 at 2010-02-14 17:05
 若い人がポックリと逝くことが多いですね。何とも悲しいことです。親そして祖父母の悲しみを孫が癒してくれるとのことです。
 私も平熱はわかりませんが低いはず。36.9度は高いのかもしれません、とめどなく洟が流れてきます。水っぽいのです。これが茶色から、緑へと変わっていくと治るのが、数え70年生きた経験則です。
 俳句を少し、いじって見ましょう。かえって悪くなるか。よう子さんコメントをありがとうございます。
by watari41 | 2010-02-12 17:41 | Comments(5)