香港警察

 銀座天賞堂で盗まれた高級時計の窃盗団を香港警察が逮捕した。お手柄である。
 壁に穴を開けて入り込むなど、日本人離れした大胆な犯行だと思っていたがその通りだった。横から穴を開けて入られたのでは警備会社の警報装置も動かないかと考えたりしたものだ。

 日本警察から香港への連絡があったのかもしれないが、それにしてもお見事だ。犯罪グループの動きを香港警察は事前に掴んでいたのかもしれない。

 香港は英国領の時代から繁栄していたが、犯罪の凄さでも知られていた。
 在職中に香港の治安の悪さを体験したことがある。90年代のことだから少し古い話になる。何度か香港の中心街にあった会社の事務所に出張したことがある。事務所は近代的なビルの一角を借用していたが、フロアのトイレに行く時に。その都度トイレ入り口の鍵をも持っていくのである。これには驚いたことを回想している。強盗が潜んでいる可能性があるからとのことである。そんな犯罪が実際にあったからなのだろう。

 その後、香港は中国に返還された。一国両制という珍しい形態で統治されている。治安状況も多少は良くなったのだろう。トイレの鍵もなくなったと聞いた。

 香港警察は、昔からの犯罪データの蓄積やいろんな犯行や犯人が隠れ住むところなどを知っているのであろう。当然ながら空港の入出国リストも重要な要素であるだろうし、入出国審査官の第六感が働くこともあるのだろうと思ったものだ。

 犯罪は、いつの時代にもなくならない。古くて新しい問題でもある。銀座の時計店はあまりに無防備すぎたのではなかろうか。高価なものは金庫にしまうべきである。
 田舎ではいまだ鍵をかけずに外出する家もあるが、このような事件を機に防犯意識が徐々に高まってくれればいいと思っている。

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Commented by クオリア at 2010-01-14 13:00 x
犯罪の悪質化は政治腐敗と比例して多くなってきているようにおもいます。
検察を悪者扱いにする人・警察官の酔っ払い運転はざらにあるのには驚きそれに性犯罪も加わってきてはこまったことですね
Commented by watari41 at 2010-01-14 14:32 x
 昔から見ると一般の検察・警察への信頼感が大きく揺らいでいるように見受けられます。政治家は特捜部と対抗しようなどというのですからこれまた大変なことですね。クオリアさん、コメントをありがとうございます。
Commented by schmidt at 2010-01-14 18:18 x
 米国でも、かぎやガードマンつきのトイレは珍しくありません。さすがにオフィスビルの中はそんなことはありません。
 それでも、1日仕事で外に出ている場合、どこで用を足すかをおおむね頭にいれておかないと、危険なことにもなります。体調管理もうまくしないと、とんでもなく危ないところでひやひやしながらトイレを使うことになったものです。
Commented by moai at 2010-01-14 20:46 x
ど田舎育ちのモアイはいまだに戸締りせず家をちょっと留守にすることたびたび、家内から苦情を受け続けています。それでもさすがブラジルに滞在中はそんな悠長なことでは生きていけません。少し前サンパウロで銀行の近くの住居にグループで住み込み、トンネル掘って金庫破りしていましたね。面白いことをやるものだと感心していましたが何日か経って
逮捕された記事が出てちょっと残念に思ったのは不謹慎でしょうか。
Commented by watari41 at 2010-01-15 11:11 x
 トイレの問題、私もそうですが個人的に胃腸や膀胱などの悩みを抱えていると、よそに行った時に大変ですね。図々しいセールスマンなどは、公衆トイレのないところでは、用を足させてくださいと上がりこむんだそうですね。そんな人の為に、わざわざ外トイレを設けたと田舎のオバサンが言ってました。schmidtさん、コメントをありがとうございます。

 moaiさん、そうなんですね。わたしも家の玄関に鍵を締めることに、抵抗がありましたね。もう慣れましたが。
 トンネルを掘っての銀行強盗ですか。大昔から墓の盗掘など、金目の物があるところには、洋の東西を問わず、掘り進むのは人間の本能みたいなものでしょうか。ココ掘れワンワンの童話もありましたね。
 南米の土は堀りやすいのでしょうかね。ペルーのフジモリさんも、大使館まで掘り進んで、これは成功しましたね。コメントをいただきありがとうございます。
by watari41 | 2010-01-13 11:57 | Comments(5)