ゴミの側面

 町内会のゴミ役員をやって4年になる。今回、思い切ってゴミ集積所を新築した。それを記念して、役場のゴミ担当課長に町内役員一同が集まったところで講演してもらった。a0021554_9472310.jpg

 課長は、4月から町役場としては史上初めての女性である。極めて優秀な方のようだ。今頃になっての就任だが、田舎のこととてやむを得ないのだろう。
 ゴミについては、知ってるようで知らないことがたくさんある。各市町村毎に事情は異なるのだろうが、オヤオヤと思うようなことがいっぱいあった。私が知らないんだからというのも変ではあるが、町内の90%以上の方々は知らないのだと思う。
 資源ゴミに関することである。新聞・雑誌・ダンボールなどだ。これらは文字通り資源なので、そのゴミを出した時には町に貢献したような感覚を持っていたものだ。
 しかし、そうはならない機構になっているのだ。「ゴミを運搬・処理する組合」が広域行政組織となっており、資源ゴミ、生ゴミとを問わず1kg当たり20円ほどのコストを、運搬・処理費用として町が組合に支払っているのだという。従ってゴミの総量が減じないと、いけないのだという。

 そして、子供会などの財源確保に年に数回行う資源ゴミの回収は、役場にとっては減収になるのだろうと思っていたら全く違っていたのだ。
 子供会で集めたゴミは、別業者に1kg4円で購入される。この業者は機構とは別系統の業者であり、異なる販売先を持っている。従って、役場としては、町民が別ルートでゴミ処理してくれるのを歓迎するのだということだからおかしな話ではある。全国どこでも似たようなものなのだろうか。
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 地球環境全体としてみれば、同じことかもしれないが、町内会、役場レベルの話だと、そういう細かいお金が絡んで変な話になってくる。

 数十年前に、ゴミ問題などなかった頃に、現在の生ゴミである「豚のエサ」確保を巡って、縄張りがあったことを回想している。多くの家で豚を飼っていたものだ。

 我が町の年間ゴミ費用負担は3億円であるが、ゴミの墓場とも言うべき最終処分場が満杯となり、さらに焼却炉が老朽化しているので周辺2市2町で新規建設すると400億円とか、全市町の年間予算に匹敵する金額だ。広域人口12万人なので一人頭30万円強となる。
 そんな金額がお寺の新堂建築の一戸平均だったこともある。命が消えれば生ゴミだと発言して物議をかもした人もいた。生きるために発生するゴミ、死して尚ゴミと言われると生存価値とは何ぞやということにもなる。
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Commented by クオリア at 2009-05-12 11:55 x
わが身も生ごみと思う情けなさ 今を生きる価値はなんぞや といつもおもっていました
家のような立派なゴミ集積所建築に奔走されたwatari41さんに拍手
Commented by watari41 at 2009-05-12 16:50 x
極端な考え方の一例ですね。神も仏もまだまだあるんでしょうが。
写真の集積所、町内会の説得に2年を要しました。都市部だと野ざらしでネットをかける程度なのでしょうが、大きな通りの側なので、思い切ってやったものです。クオリアさんコメントをありがとうございます。
Commented by ようこ at 2009-05-13 21:28 x
新築前のゴミ箱の写真まで、ちゃんと撮影しておかれたのですね。
ウフフ、感心しました。

それにしてもずいぶん立派で大きなゴミ集積所ですね。
重いゴミ袋を持ってかなり歩く人や、車を使われる方が多いのではないですか。
Commented by watari41 at 2009-05-14 13:39 x
 一年中で最もゴミの多い正月休み明けの写真です。普通の日は、従前の小さな小屋に収まります。
建築費用は一戸当たり、7千円程度です。町内総会の多数決で決めたんです。
ほとんどの人は車で運んでくるのですが、老人家庭の場合は一輪車で歩いてくるんです。ようこさんコメントをありがとうございます。
by watari41 | 2009-05-12 10:01 | Comments(4)