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余日録


by watari41

北陸旅行

 わが町の地区長会が、3年に一度、総費用15万円の大型旅行をすることになっている。
 東南アジアなど、近隣の外国も行きつくしているので、今回は北陸となったのである。

 バスガイド曰く、こんな狭い地域に三泊四日もの、そんな大金をかけての豪華旅行というのも珍しいと言う。
 そういわれれば、筆者は2000年頃に仙台から一泊二日で9,800円という北陸への今回と同様なコースの旅行をしたことがある。退職直後であったが、当時は廉価な旅行が流行していた。それでも金沢駅前の結構なホテルに泊まれたものである。バスの運転手は1,300kmの旅だったというのだから大変な旅行デフレ時代があったのである。今から考えると恐ろしい。

 今回の旅行は、神社仏閣は別として「松井秀喜記念館」が面白かった。野球のこともさることながら、その父親は新興宗教の二代目司教なのだということだ。野球館の2Fだったか、同じ敷地内にその教会があるのだという。
 松井選手の父親は、教祖である義母の養子となった。
 明治末期に生まれた教祖の女性がある時神がかりした。松井さんという中小企業を経営する男性と結婚していたので「松井」という姓なのである。宗教名は「瑠璃教」という。
 その女性が、青年期にあった松井選手の父親を見て、霊感が強く自分の後を継げると考え、養子に迎えたということだ。
 さらに興味あるのは、松井の父が天才的な子供に恵まれるということを予言していたというのである。

 松井選手自身は、その信者ではないものの、そんな環境条件に恵まれて誰からも好まれる性格が身についたというのである。
 同じ地域に元首相の森喜郎さんがいるが、その父親が大変に人望の厚い方で、その七光だというようなガイドの話もあった。

 加賀百万石に代表されるように日本一の好きな地域で、「日本自動車博物館」にはこれまたタマゲタ。
 世界中のありとあらゆる自動車が並んでいる。ここ百年の世界工業の集大成を見ているようであった。私などと、そんなに年代の違わない一個人がコレクションし遂げたのであるから驚くしかない。何年か前に74才で亡くなっている。

 

by watari41 | 2017-11-01 21:09 | Comments(0)