無手勝流

 戦いの奥義を極めると「無手勝流」に到達する。
 講談の「塚原卜伝」が有名だ。
 囲炉裏に座っていた卜伝に、突然、武者が真剣で襲いかかってきた。卜伝は慌てず騒がずに、いろりに掛かっている鍋の蓋でハッシと受け止めた。達人になると殺気を事前に感じ取れるらしい。
 安倍首相も、北朝鮮のミサイル発射の時には官邸にいる。事前に感知しているかのようである。現在の防衛技術をもってすれば、その程度の把握は容易なことなのだろう。

 何しろ日本の防衛予算5兆円は、北朝鮮総所得の2倍にも達する。人件費の高い日本では自衛隊員の給料がかなりの部分を占めるのだろうが装備も超一流のはずだ。
 我々日本人が知らないだけで、世界の軍事専門家には常識的なことなのかもしれない。
 アメリカに至っては、さらに桁違いの軍事力を持っている。
 そうでなければ、「断首作戦」など言い出すはずがない。

 しかし、攻撃を受ければ何がしかの損害をうけることは免れず、「無手勝流」が望ましいのは、言うまでもない。
 名人ともなると、相手を見ただけで腕前がわかるようになるようだ。
 ゴルフもしかり、スタンスだけでわかられる。
 そんなことはもはや「AI」で実現しているのかもいれない。何しろ軍事関連技術はいつの世でも最先端を走っている。

 今年の27時間テレビのテーマは「歴史」である、時々見ていた。かなり脱線しながら進んでいる。歴史の決定打は常に「戦い」であったが、現代ではむしろ「噂」が決定力を持つのかもしれない。北朝鮮では今回の核実験で「奇病」が出るとの噂が実験場付近から出ているそうだ。彼の国民は「放射能」のことなどは何も知らない。もしかしたら最大の弱点なのかもしれない。
 風評被害によって、福島県は壊滅的ともいえる被害を被った。宮城・岩手の海産物「ホヤ」は韓国が今も輸入禁止にしている。
 「戦い」を放棄した日本の無手勝流は北朝鮮国内への「風評」を巻き起こすことを考えるにありそうだ。


[PR]
by watari41 | 2017-09-10 17:14 | Comments(0)