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余日録


by watari41

仙台人と東京人

 仙台人と東京人_a0021554_15523977.png 地元紙である河北新報の月曜朝刊に、仙台・東京の書店での週刊ベストセラーが掲載されている。関心をもって見ている記事の一つである。
 最近の傾向としては、仙台・東京共にベスト10に入る書籍が一冊か二冊程度しかないのである。
 震災前には、70%程度は同じ本が入っていたような気がしている。
 左の記事は2014年1月24日のものである。
 違いがあって当然のことではあるが、震災後に仙台人に自分では気がつかない、心理的な変化があったのではなかろうかと思っている。
 書籍から、その傾向を読み解くことが出来るような感じもするが、到底小生如きの手に負えるものではない。
 特別な全国的ベストセラーも、このところはないので、毎週のようにその内容が入れ変わる。
 仙台でのトップが、このときは天江富弥さん編集の仙台郷土句帳だった。天江さんといえば、仙台を代表する文化人である。全国区ではないが地元で知らないなどと言うとモグリみたいなものだ。次の月曜日2月3日には消えている。
 仙台と東京の比較しかわからないが、札幌・福岡などはどうなのだろうかと思う。
 何を買うか。目的を持たず書店に入る場合には、その時の心理状態が左右する。書店(金港堂)の前には、売れている本が掲げられている。ベストセラーを一冊読んで見ようかという気分にもなる。
 私は在職の頃、東京に合計6年、大阪に3年ほど住んだことがある。大阪人の違いは当然のことながら誰にでもわかる。
 東京と仙台は、ほとんど同一化していたような感覚があった。新幹線が出来て東京の郊外化などと言われたこともあるが、ここにきて、また独自の方向が出てきたように思う。
 震災が大きく影響しているのだと認識している。何が変わったのかは自分では判別がつかない。しかし明らかに仙台人の意識が変化しているのは確かであろう。

by watari41 | 2014-02-05 16:49 | Comments(0)