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余日録


by watari41

半沢直樹

 あまりの評判にここ数回を見ている。次回はもう最終回だという。銀行の実態は知らないが面白いドラマである。
 就活中の学生が、銀行とはそういうところなんですか?と。
 ある銀行OB氏曰く「もっともっと驚くべきことだって沢山あるよ」と。外見の立派なビルに似合わずドロドロした世界なのだろう。

 バブル華やかなりしころ、最強の銀行と言われたのは住友銀行、磯田頭取が「向う傷は問わず」という有名なセリフを吐いたことで知られる。肉親が起こしたイトマン事件という暴力団が絡んだ実在のトラブルがあり、長期間に渡り社会問題化したことを回想している。

 「金融腐敗列島」などというベストセラー小説を読んだこともあった。どこかの都市銀行がモデルなのだろ。銀行というのは小説ネタに事欠かないところでもあるようだ。細かな計算をしている割には巨大な裏金のごときものが存在するのだろうことを想起させる。

 銀行とは本来サービス業であるはずなのだが、土・日をきっちりと休む。さらに一般業種と感覚の異なるのは、利息を払わなければならない預金者をお客さん扱いして、高い利息を払っている貸与者を見下し、さらには危ないとみると元金回収など非情とも言えることを平気でやる。
 ドラマの主人公である半沢直樹の父親も同様な目にあっており、その100倍返しとかをするのが筋のようだ。
 だからと言って、石原都知事の如く都民銀行を作っても、うまくはゆかない。もちは餅屋なのである。

 ドラマとして面白いのは、一般人には知りえない銀行内部の人間ドラマの一端を伺い知ることができるからであろう。もちろん、一般の巨大企業にだって同様のことはある。しかし表面化しないのは企業が特定されてしまうからなのだろう。
 ドラマ最終回がどんなことになるのか期待している。
Commented by ようこ at 2013-09-20 21:49 x
あら、面白そう。でも、もう最終回なのですか。
残念!
Commented by watari41 at 2013-09-21 16:54
あまりのあっけなさですね。
続編が描かれることを期待しましょう。
ようこさん、コメントをありがとうございました。
by watari41 | 2013-09-18 17:58 | Comments(2)