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余日録


by watari41

人生のオマケ

 町内に昭和5年生まれのお元気な老人がいる。10歳下の私よりもはるかにお達者である。人生のオマケをいただいたようなものなんですとおっしゃる。そんな方々が多くなってきている。大半の方がそうなると高齢化問題も解決なのではと思ってしまう。
 そのご老人は多趣味な人で、私は囲碁で接点がある。

 お墓に行くと最近は、横置きで「ありがとう」の大きな文字のある墓石が目立つ。沢山のオマケをいただた方なのだろうと思ってしまう。

 オマケをいただくのは何事によらずありがたい。最初のオマケの記憶はカバヤのキャラメルである。箱の上に小さなオマケがついていた。戦後のオマケ商戦の元祖だったような気がしている。

 小学生頃の雑誌ではオマケがどんどん拡大してゆき、正月号では、オマケの方が本体よりはるかに大きくなっていたことを回想している。

 最近ではオマケもデジタル化してポイントカードがどこでも置いてある。町内にある全国チェーンのホームセンターでは、最後までポイントに抵抗していたのだが、とうとう最近に至りカードを始めた。2%のわずかなオマケなのだが得した気分になっている。

 戦争も起こらず、病気にもならず、認知症にもならなければ、人生のオマケにあずかれるはずだが、どうなることだろうかと思っている。
Commented by schmidt at 2013-04-24 14:24 x
「おまけ」にあずかった記憶はあまりありませんが、「付録」なら子どものころの楽しみの定番でしたね。「冒険王」の正月号の「32大付録」がなんと豪勢に見えたことか。よく考えれば、子どもにあんなに「おまけ」「付録」をつけることもなかったような気がします。
Commented by watari41 at 2013-04-24 17:19 x
雑誌間競争の激しい時代があったのですね。
地元産品を買うと必ず「オマケ」があるものでした。
今また地産地消などと言ってますが、少し昔はごくごく当たり前のことでした。そこにオマケも生きていたのです。schmidt さんコメントをありがとうございます。
by watari41 | 2013-04-24 11:59 | Comments(2)