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怪我

 大相撲初場所も佳境に入ってきた。優勝争いもさることながら、大関を陥落した把瑠都のことが気になっている。解説の北富士さんが数年前に、あんな雑な相撲ばかり取っていたのでは、そのうち怪我をしますよと言っていたが、その通りになった。元横綱の目は確かなものだと思ったものである。

 大相撲随筆集を読んでいたら、雷電為五郎が大腿骨を骨折したにもかかわらず相撲を取っていたという記録があるそうだ。史上名高い大力士雷電為右衛門とは別人である。前期の雷電が葬られている島根県のお寺の改装工事で墓が200年ぶりに掘り返された時に骨が収集された、大腿骨をみたところ2cmほどずれていて、そこの部分が異様に盛り上がり、自然治癒したものとみられるそうである。おそらくは力士になる前の怪我で、それを克服したのだろうということである。結構な成績を残したようだ。歩く格好がおかしかったのだろう。世上の噂話が残っていて、事実が確かめられたのだからすごいことだ。

 身近な話では、私と同年代の近所の男が子供の頃に、神社の階段で転んで額が割れる大怪我をした。10針以上も縫うような傷であったが、家が貧しかったので医者などにはやれないと、手ぬぐいで頭を縛りつけ、自然治癒をさせたのである。今から考えると無茶なことだが本人はもとと丈夫なこともあったのだろう、成人してから上京して現在も健在である。

 力士の方は短命なのが残念である。大鵬さんも病の末に亡くなった。同年代である。新弟子時代の厳しい修業も、貧しい北海道での生活を考えるとどうということはなかったそうで、相撲の基本を十分に身につけられたそうだ。もともと骨格や素質にも恵まれ、親方には大力士となることがわかっていたそうだ。

 把瑠都は、相撲の基本が身につくまえに昇進してしまったようだ。これからどうなるのか好感できる力士なので回復を願っている。

 生で相撲を見たのは、地方巡業でこの神社境内に横綱鏡里や大内山などの一行がやって来た時であるから、もう60年以上も前のことを回想している。この巡業で力士の基本が身に付くそうで、今やその巡業もほとんどできないようだ。
Commented by クオリア at 2013-01-26 09:13 x
日本の国技は日本人だけでよろしいと思います。プロ野球・サッカー等々たとえば楽天の対戦相手の選手が楽天に移籍する
ファンはそれでも楽天を応援する 高校の部活はプロの養成所
スカウトされれば何億円で雇われる。戦中の軍隊のごとく監督が鍛えるために?暴力をふるう。
相撲も八百長発覚ですっかり信用を失いました。
双葉山・大鵬時代が本当のスポーツでしたと懐かしんでいます。
Commented by watari41 at 2013-01-26 20:21
稀勢の里に大いに注目しているのですが、今場所も期待を裏切られました。もう一つ、何かを抜け出すことが必要なのでしょう。その何かがわからなくて苦しんでいるんだと思います。この先、怪我無く精進してもらいたいものです。日本人横綱を待望しております。
双葉山・大鵬に並ぶ平成の大横綱な出てほしいものです。クオリアさんコメントをありがとうございます。
Commented by ようこ at 2013-01-28 18:16 x
力士の話、面白かったで~す。
相撲はほとんど見ないので、把瑠都の顔を今度覚えます。
はい、大鵬はファンでした。
Commented by watari41 at 2013-01-28 20:21 x
大鵬語録より
歴史的誤審と言われた45連勝でストップした時のこと、引退したずっと後に、当時のビデオを見せたそうである。大鵬さん、あなたが勝ってますよと言ったら、きわどい一瞬の勝負だったので、こんな相撲ではいけません。との一言だったそうで、言外にこんなことで記録を伸ばしてたら恥ずかしいというようなことだったそうです。良い相撲の結果としての連勝でなければならないと。こんな言葉は大鵬以外には言えないですね。
また投げ技にしても、投げようとしてはダメで、相撲の流れの中で、投げが決まるのだ本当だと、大したことを言ってます。一芸を極めた人なのですね。ようこさんコメントをありがとうございます。
by watari41 | 2013-01-23 11:23 | Comments(4)