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余日録


by watari41

バブリーな世界

 1月10日朝、氷点下7.7℃(最低気温)こんな日が続いている。
 夏仕様の家なので、至る所にスキマがあって、冷気が入ってくる。ビリビリする。

 しかし、ニュースで見る外界は、熱気が渦巻いている感がしている。
 人間は本来バブルを好む生き物なのかもしれない。
 マグロの価格は狂気の沙汰である。オランダのチューリップが歴史上有名なことだが、世間にはあまり知られていないバブルもある。私が見聞したものでは、万年青という植物で、葉の形状で一鉢何百万円だとか、金魚はポピュラーだが、驚くべき価格のものがあった。これらは、いずれも世の中がバブリーな雰囲気にならないと生じない。

 年末から、そんなバブリーな雰囲気を出そうと、いずれも必死になっているかの如き模様に見える。政権交代がきっかけである。
 かつて、小渕首相の時に、景気浮揚策として、100兆円もばらまいたが、何の効果もなかったことがある。八百屋の店先でカブ大根を持ち上げて、株上がれなどのパフォーマンスのあったことは記憶に新しい。誰かの懐に入ってしまったのではなかろうか。
 今度は復興予算がひとつのきっかけなのだろうと思っている。復興景気・長者だって局部的には出現している。被災地模様は複雑である。

 経済のことは難しいが、そんな影響で「円」が安くなっているのは幸いなことだ。通貨が強くて滅んだ国は無いと言われるが、極端な円高は一般人にも悪影響が出ていたのだと思っている。

 360円の時代に入社して、退職近くには瞬間的だが79円も経験した。本来なら日本人の生活水準は4倍に向上していなけばならないのだと思う。そんな実感は全くなかった。いつも大変でしかなかったことを回想している。

 バブル時代には世の中、皆な浮かれていた。東京23区の土地代でアメリカ全土が買えるとか。夢の再現を考えている人がいるのだろうが、これは日本人一般の今の心情なのかもしれない。
by watari41 | 2013-01-11 11:38 | Comments(0)