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余日録


by watari41

100円ショップ

 この半世紀、1ドル、360円の時代から80円台まで、様々な場面を経験した。為替相場は日本経済を左右する。と同時に一企業の命運をも支配する。
 在職当時は会社の作る製品価格が、外国の同業者のものに比べてどんな具合なのか、大きな関心事だった。ところがドル換算をするといろんな場面で妙に外国製品と一致するのである。不思議な感じをもったことがあった。原料を海外から輸入していたので、そんなことも大きな要因だったのかもしれないが、多くの会社でそんなことを経験された方もいるのだろうと思う。

 国家による一時的な為替介入というのも何度かあったようだが、結局のところはリーゾナブルなところに落ち着いていくようだ。
 為替は国の力を現すものだという。半世紀前の英ポンドは円に対しては今の10倍以上もの価値があったようだ。為替相場は国の豊かさをも現すものだという。円が高くなれば、自動的にドル換算での国民所得は高くなる。世界で2番目になったといわれてピンとはこない。金満国家日本などといわれても、我々の生活実態は何も変らないからだ。
 しいて見つけ出すとすれば100円ショップであろうかと思う時がある。日常使うモノはほとんどそろえられる。安い買い物をしたという満足感がある。円高で安く輸入できるのがこの価格の源なのであろう。こんなことで豊かな気分というのもおかしなことだが、あとは海外旅行くらいでしか恩恵を感じるときがない。
 貧しい国々をみれば豊かであることは間違いないが、名だたる国々を差し置いて世界第二位というのはいささかこそばゆい。
Commented by seten at 2004-11-28 18:30 x
¥100ショップに行けば生活にかかわる品物が多くなってきましたね。何でも購入できるので ドーシテと疑問を持ちます。風呂の入浴剤 木酢液は月に2本購入してます。普通は¥700以上もしますから でも品質はどうなのか 特に食料品など心配です ¥100ショップの品質の話題は0ですね。知りたいものです しかし問題ないので購入者が多いのかも。
Commented by watari41 at 2004-11-28 19:43 x
 確かに品質を問題にされたことはありませんね。不良品が入っていても、どうせ100円だと捨ててしまうのかもしれないですね。倒産会社の品物だとかいろいろあるのでしょうね。ただモノと値段の概念を大きく変えてしまったのは確かですね。setenさんコメントをありがとうございました。
by watari41 | 2004-11-27 08:18 | Comments(2)