衝撃的なデータがある。
宮城県の小学6年生に、大震災の日付(3.11)を聞いたところ正解率が17.7%しかなく県知事を始めショックを受けていると。
小学6年生が産まれた頃に、東日本大震災が起きた。
風化が叫ばれているが、そんな程度の話しではないのが現実である。毎年、新聞テレビで大々的に3.11の報道があるが、これを見ていないのだろう。学校でも今日は何の日とかが無いということになる。
17.7%は、宮城県の海岸に面した都市の人口比率になる。内陸部には伝わっていない。当然ながら原発事故などもわからないのだろう。
万全の備えなどというが、(その全段に人間の考え得るという言葉が入る)今回の能登半島地震では志賀原発が動いていなかったからよかった。周辺がメチャクチャの映像が流されている。動いてたらきっとおかしな事故が起きたはずだ。
最近の千葉県沖では、スノースリップによる地震が多発している。
東日本大震災も突然起きたような話だったが、解析の結果、以前からスノースリップ現象があったそうだ。
その知見をもとに、南海トラフが注目されているが、その現象が見られているそうで千葉県よりはるかに危ない話しだと。
結果論として、地震の予知みたいなことがあったとされる例が報告されるが、次の予知となると当たらない。現代科学でも地底の状況はよくわからない。
テレビは「伝承の課題」一色の感じがする。
皮肉なことに放射能は何年過ぎてもわずかしか風化という表現もおかしいが、減少せず、いまだに近くにゆくことが出来ない。何百年単位かで事故を伝え続けるのだろう。福島以外での風化を心配している。
被災後13年で「語り継ぐ」が主題となるのは少し早すぎる。
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by watari41
| 2024-03-11 18:05
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