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余日録


by watari41

日本の皮肉

 異次元と称する金融緩和とか、その他いろんなことをやっても上がらなかった「物価」がどんどん上がり出した。
 何が原因かというと、ウクライナ戦争である。天然ガスを始めとしたエネルギーや小麦などの食料も軒並み世界的に軒並み上昇した。
 テコでも動かなかった感のある日本の物価が上がった。我々収入の決まっているものは、物価は安ければ安い方がよい。
 しかし日本経済は、それでは困るのだというのが、メディアをはじめ識者のおっしゃることである。
 我々は同時に戦争のない世界を願っているのである、ただ今回のことは戦争が当然のこととはいえ世界を動かし、経済を揺さぶる。
 平和を願う日本にとって、何とも皮肉なことである。残念ながら現在の世界は、両者が共存できるようにはなっていない。
 戦後の日本で狂乱物価と言われる時代があった。これまた中東戦争で石油の入手が困難になったからだ。
 物価が上がれば、現役の人たちは当然ながら給料を上げてほしいということになる。
 これまでに賃金が上がらなかったこともあって、大企業には巨額の内部留保が溜まりに溜まっている。おまけに物価の上昇時代というのは、つたない私個人のサラリーマン経験からいうと、企業は儲けが出やすいのである。
 こんなことで、今年の春は要求額以上の賃上げを実施したところさえある。
 しかし、どうにもならないところがあるのも事実である。従来のいわば悪平等的だったところが、今度は格差の拡大ということになる。
 ここ数日は、イランとイスラエルとの間でこぜりあいがはじまった。もともとが不安定な地域である。今後の展開は当然ながら日本も諸に影響を受ける。

# by watari41 | 2024-04-15 16:18 | Comments(0)

松本人志の問題

 芸人の生命をほぼ奪われた感のあるスキャンダルがおきている。
 有名人にこの種のことはつきものだ。
 事の発端からみると、松本はホテルで相手に百万円も渡しておけば、何らの問題もなかったのではなかろうか。世の中の問題は99%がカネで解決するといわれている。彼にとってはわずかな金額でしかなかったはずだ。
 しかし、松本はカネを渡して事に及ぶのであれば、そこいらの男子と何ら変わらなくなる。オレは一流の芸人だ。女は俺と関係をもったことをむしろ喜ぶはずだ、誇りに思うだろう。そんな矜持というか、プライドを持っていたにちがいない。
 相手が訴えてくるなどとは考えてもいなかったにちがいない。

 ざわつく金曜日という人気テレビ番組がある。長嶋一茂が出演している。大晦日の裏番組でも紅白に匹敵するまでになっているという。彼に特技があるわけではなく、あけすけに何でも話すことがテレビ芸人生命の源泉になっている。
 いろんな女性と交わったことをあっけらかんと話す。その後が面白い。存命中だった母親にもそのことを話してしたようだ。母はそういう場合には、きちんと相手にお金を渡すのですよと言われ。実行していたという。母親はスーパースター長嶋茂雄夫人である。敬虔なクリスチャンとしても知られていた。意外にも世情に通じたところがあったのだ。
 彼女は外国語に堪能で、独身当時より東京オリンピックのコンパニオンんどで知られた存在だった。彼女と見合いをしたことのある男性が後に書いた本を読んだことがある。その彼も結構な有名人で、「英語が簡単にわかる本」みたいなものを著作したのだ。その中で彼はお見合いのことを書いている。得意の英語論でも話したのだろうが見事に振られてしまったと。
 長嶋茂雄は、魚の鯖をカネヘンにブルーと書くやつでしょうと言ってはばからない男だ。しかし野球の世界ではミスターの地位をどんどん駆け上り、読売グループの宝物となったのである。新聞販売の原動力となり、一千万部の売り上げを超えたのもミスターのお陰とされる。
 だが、夫人の死亡や本人が病気となってっからは、読売は必死でミスターを隠す行動に出た。報道界における力は甚大だ。息子の一茂も会うことができない。そのままを話されると「偶像」が壊れてしまい読売の得にはならない。
 一茂はやむなく、ライバルの朝日テレビで活躍するしかなかった。しかし父親の世間受けするDNAを引き継いだかのように人気を博している。
 読売はミスターの一層の偶像化を図るべく、どんな働きかけをしたのかわからぬが文化勲章まで授けた。

 一方の松本人志は、吉本興業にとっても宝物になりつつあり、隠しておきたいところだったろうが一歩及ばなかったのであろう。


# by watari41 | 2024-04-10 18:18 | Comments(2)

あれから13年

 衝撃的なデータがある。
 宮城県の小学6年生に、大震災の日付(3.11)を聞いたところ正解率が17.7%しかなく県知事を始めショックを受けていると。
 小学6年生が産まれた頃に、東日本大震災が起きた。
 風化が叫ばれているが、そんな程度の話しではないのが現実である。毎年、新聞テレビで大々的に3.11の報道があるが、これを見ていないのだろう。学校でも今日は何の日とかが無いということになる。
 17.7%は、宮城県の海岸に面した都市の人口比率になる。内陸部には伝わっていない。当然ながら原発事故などもわからないのだろう。
 万全の備えなどというが、(その全段に人間の考え得るという言葉が入る)今回の能登半島地震では志賀原発が動いていなかったからよかった。周辺がメチャクチャの映像が流されている。動いてたらきっとおかしな事故が起きたはずだ。
 最近の千葉県沖では、スノースリップによる地震が多発している。
 東日本大震災も突然起きたような話だったが、解析の結果、以前からスノースリップ現象があったそうだ。
 その知見をもとに、南海トラフが注目されているが、その現象が見られているそうで千葉県よりはるかに危ない話しだと。
 結果論として、地震の予知みたいなことがあったとされる例が報告されるが、次の予知となると当たらない。現代科学でも地底の状況はよくわからない。
 テレビは「伝承の課題」一色の感じがする。
 皮肉なことに放射能は何年過ぎてもわずかしか風化という表現もおかしいが、減少せず、いまだに近くにゆくことが出来ない。何百年単位かで事故を伝え続けるのだろう。福島以外での風化を心配している。
 被災後13年で「語り継ぐ」が主題となるのは少し早すぎる。

# by watari41 | 2024-03-11 18:05 | Comments(4)

選んだ責任

 我が町の図書館では、開館以来「週刊朝日」を備えていたが、廃刊となったので代わりの週刊誌を選ぶにあたり、文春では品がないと思われたのであろう。「週刊新潮」が代替品として棚に並んでいる。
 文春は、砲弾にも例えられる特ダネ記事を数多く出してきたが、週刊新潮も同様な報道を目指している。3月7日号に驚くべき記事が掲載された。
 「広瀬すず」という、どこかで聞いたことのある国会議員のスキャンダルが話題をさらった。テレビのワイドショーなどでも報じられ、時も時だけに何ともイヤハヤである。隣の岩手県から当選している。
 選挙では女性ということも相まって、多くの票を集めたのであろう。まさかこういう人であったとは多くの有権者は思っても見ない。
 選んだ責任ということもよく言われる。トンデモ大臣などが出ると、首相の任命責任を問われる。身体検査が不十分だったと。
 しかし一般の選挙では、報道されること以外に有権者は知りようがない。一方では投票することを呼び掛けられる。
 田舎では自民党の岩盤支持層といわれるものが30%程度は存在する。そんな方々が投票所にゆけば当選できるのである。
 彼女の行状は、国会議員になるはるか以前からのもののようだ。暴露されなければ何食わぬ顔で議員を続け再当選もあったろう。そして女性ゆえに早く大臣ともなる。
 国会での生あくびがやけに多い女性議員という程度でさほどの問題とはならない。

 安倍派5人組と言われる方々も、選挙で当選できなければ何らの力も持ちえない。今度の如く大々的に報道されても、次の選挙も悠々当選するならこれほど民主主義が疑われることはないということになる。
 広瀬議員の不倫行動は、女性ゆえのこともあり大々的に報じられ話題になった。
 お相手の外国人男性は気の毒だ。いい思いもさせてもらったのだろうが、名前も出ており今後の仕事にも差支えがあろう。
 皮肉を言うと男女平等参画時代にふさわしい出来事だったのかも知れない。

# by watari41 | 2024-03-07 13:47 | Comments(0)

もし「トラ」

 もしもトランプが大統領になったならの仮定のことだが、民主主義崩壊の始まりになるのではないのかと危惧されている。
 自由主義の世界各国は民主主義は至上のものだとしてきたが、しだいに怪しくなってきている。トランプは専制政治にあこがれているとされる。

 <以下は塩野七生さんのローマ人の物語を読んで私なりの感想>
 歴史を遡ると、ギリシャ、ローマの時代は直接民主制に近いものだった。しかし次第に機能不全に陥る。古代ローマ時代の英雄カエサル時代に彼は私心なく無欲で有能だったこともあり、元老院の賛同も得て共和制を廃止して皇帝制度をしくことになった。これにはカエサルの腹心ではあるが、異をとなえたブルータスに殺されてしまう。初代皇帝はカエサルの養子であるアウグスティヌスがついた。しかし世襲制度は長くは続かず、後には領土拡大に貢献のあった「将軍」が皇帝になるということだった。
 五賢帝国時代などと言われる立派な将軍が連続して統治する時代もあったが、主権は国民にはない。

 民主主義を維持するには、並々ならぬ努力を必要とする。
 軍事力で抹殺されてしまったのが香港である。いままた台湾がその危機にある。ウクライナも民主主義を得たかのように思われたが、ロシアの軍事力はそれをゆるさじとしている。

 30年近く前のベルリンの壁崩壊で、世界中が民主化され世界史が終わったともされることがあったが、そうは問屋がおろさなかった。

 現在のアメリカの民主主義危機は、経済格差の拡大と人種問題にあるとされる。皆が平等に豊かになれるということは有り得ない。200年前からのアメリカの大発展・繁栄は、綿花栽培など黒人奴隷によるところが大きかった。宣言としての奴隷解放はあったが平等になったとはとても言えない。古代ローマにも奴隷制度は存在した。

 私が小学生の頃、イギリスは19世紀に最盛期だった老大国と言われた。アメリカは今や国家を率いる大統領が老人同士の争いになってしまった。個人からやがては国が老いて行くのは歴史の必然なのかもしれない。

 日本の「もしトラ」は、阪神タイガースの「それ」が、本当の日本一になってしまった。大阪の一時的な繁盛をもたらした。のどかでよかった。

# by watari41 | 2024-03-03 12:02 | Comments(1)