強い楽天

 昨年がウソのような楽天の首位である。梨田監督が流れを引き寄せたのだろうか!
 3月には名だたる解説者たちが最下位を予測していた。
 今日は29年ぶりという、青森県でのプロ野球で弘前球場が舞台である。ローカル局が中継している。青森県にゆかりの太田幸司さんが始球式だった。実況解説もしている。三沢高校の甲子園決勝進出の投手である。昭和44年のこと、48年も前のことだ。在職中に出張の携帯ラジオで聞いていたことを憶えている。
 その後、近鉄で現在の楽天監督梨田さんとバッテリーを組んでいたのだから面白い。
 捕手の細川もソフトバンクに在籍していたが、楽天に移籍、青森県の出身だというのだから興味深い。今日はそんな縁もあってか先発で出場している。そのコメントを紹介していた。移籍したその年に地元でプレーできるなんて幸運だと。ヒットを打ち拍手を浴びている。

 三沢市は太平洋側、弘前は津軽地方の中心都市で、江戸時代までは藩も違い全く風土が異なっていた。現在は同じ青森県に属しているが、東北の北端であり人口減少など不振にあえぐ。

 オリックスを相手にリードしている。6回に岡島のファインプレーがでた。今日も勝って満員の弘前球場を喜ばせてほしい。

 それにしても巨人は何としたことだろうか。敗戦の責任を監督が取るのではなくて、ゼネラルマネージャーが交代するというのも何か変だ。

 プロ野球をビジネスにしたのが、高田監督時代の日本ハムである。独特の貢献度と年俸の評価方式を確立した。ベテラン中心選手を惜しげもなく切り捨てた。巨人に行った小笠原、オリックスに移籍した小野谷、糸井だとか、それでも人気を維持し今年は不振だが昨年は優勝した。やがては楽天も同様な道を辿るのだろうが、そんな工程も見ものである。

 気の早いことだが、優勝したら梨田さんは野村さんと並び称されることになるのだろう。
 采配が見事である。下位打線が当たっている時には、外人選手が如何に不振でもボックスに立たせていた。そうちに打つだろうと。その通りになってきた。


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# by watari41 | 2017-06-28 20:26 | Comments(0)

権力者

 菅 官房長官の回顧録を読んで見たいものだと思う。20年後だろうか。
私は残念ながら見る事はできないだろう。同時にその頃には機密文書の解禁もあるのだろう。
 権力者とは、事実を無かったことにも出来る。すり寄ることで多大な恩恵を受けることだってある。ただ、調子に乗り過ぎると籠池さんみたいになってしまう。都合が悪くなるとバッサリと切り捨てられる。
 権力者とは、平気でウソをついたり、ゴマカシたりもするが、テレビ時代には、そんなこともすぐにわかられてしまう。

 誰でもタタけば、チリやホコリが出てくる。特に女性関係となると日本では単なるホコリでは済まなくなってしまう。ご本人の人格に重大な欠陥ありとみられてしまう。いくら機密情報でも価値がなくなってしまうのは、何十年か前の毎日新聞記者だった西山さんが、一生を棒に振ってしまったことがる。

 現代日本の最高権力者は首相である安倍さんにある。投票で選ばれたのだから文句を付けることも難しいが、長期に渡ると忖度が出てくる弊害があることを昨今の一連の事件!が証明している。責任を取る必要のないところが、押し付けられて謝ったりしているのだからおかしなものだ。日本の首相には、権力が無いなどと言われたこともあるが、どうしてどうして強大な力があり、現代史を作っているのである。

 だが、長く権力者でいるには単純さも必要なようだ。それを補うのが官房長官であり副長官である。
 首相が右を向けといえば、大半の自民党員がそうするようだ。
 小泉元首相が面白いことを言っていた。この人も単純な人だった。今は原発反対で知られている。安倍さんが反対と言えば、簡単に日本から原発がなくなりますよと。
 それを選んでいるのが民主国家日本の我々である。アメリカだってトランプさんが出て民主主義の限界が叫ばれている。プーチンさんのロシアだって形の上では民主国家である。
 どんな世界になったところで、常に権力者というのは存在する。

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# by watari41 | 2017-06-21 21:31 | Comments(0)

反乱(後)

 スノーデンさんという若いCIA職員が大量の機密情報を持ってロシアに亡命したのは4年ほど前のことである。ロシアのスパイだったからというわけではない。
 アメリカに対する一種の「反乱」なのである。世界に範たる民主国家である米国が、全ての国家や個人の秘密を盗み出すというような行為が許されるのだろうか、という素朴な疑問であったのだろう。
 各国首脳の電話などはすべて聞き取られていたのである。ドイツのメルケル首相は大いに怒りオバマ大統領に激しく抗議した。

 日本にも、そのスパイ技術はもたらされすでに実用化されているそうだ。それを合法化するのが今回の「共謀罪」なのだというから驚くことである。
 かの文部省前川次官も、その行動などはすべからく把握されていたのだろう。

 アメリカ人の「反乱」は、第二次世界大戦後にも起きている。原子爆弾の製造技術がソ連に流れたのである。当時の米国では冷戦状態にあったソ連が原爆を得るには10年を要するとみていたのである。それがすぐに出来たのである。いろんなスパイ活動が疑われた。
 だが、きわめて単純なことによる技術の流出だったのである。アメリカの原爆開発であるマンハッタン計画の最高幹部の一人だった若い天才科学者が、戦後にこのような兵器を米国が独り占めしておくのは世界の秩序を壊すと考えたようなのである。
 ソ連にも提供すべきだと考えたというのだから、これも不思議なことだ。最初に接触したソ連の人は、あまりに意外なことに本気にしなかったようなのだが、結局は早い開発に成功し、ウリふたつの原爆ができたというのである。
 逆にいうと、一瞬にして莫大な知的資産を失うほどにアメリカはそれだけ自由があるということなのかもしれない。

 コミー前FBI長官が解任された。トランプ大統領に反乱をしたからである。
 権力者からみると反乱だが、当事者にすると正義を貫いたということになる。
 米国は司法が独立しているのだから、大統領が弾劾されることもある。どんな結果が待っているのだろうか。

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# by watari41 | 2017-06-09 16:15 | Comments(0)

反乱(前)

 前川文部次官の政府に対する「反乱」ともいうべき会見があった。「義憤」なのだろうか?。事実を述べると反乱というのも困ったものだ。
 だが歴史上、反乱が成功したという例は殆んど見当たらない。。
 明智光秀しかり、幕末には大塩平八郎も小規模な反乱に終わった。明治に入っての大規模反乱である西郷隆盛さんも失敗した。
 明治維新が数少ない成功例みたいだが、天皇を担いだ知恵者がいたのが主たる理由である。
 だが天皇が首謀者となった、鎌倉幕府に対する反乱は失敗に終わり天皇は佐渡島に流れされた。
 昭和に入っても、農村疲弊に対する青年将校の義憤であろう5.15や2.26事件が起きたが、天皇の忠臣を殺してしまったことで反対され平定された。

 近くは、森首相に対する加藤紘一さんの乱ともいうべきものがあったが、これは時勢を見誤ったというべきなのだろう。

 近年、反乱を逆利用して権力を強めることに利用したのが、トルコのエルドアン大統領だとされる。反乱の兆候をつかむや、一味をそそのかして大規模な反乱とさせてから一網打尽に鎮圧した。
 「アラブの春」も成功したかに見えたが、その後を見ると混乱が増して結果的には失敗だ。
 一説には力をつけたカダフィー大佐が、アフリカ独自の通貨体制を築こうとして、欧米の巨大銀行筋に潰されたのだという。

 日本の歴史の中で、反乱というか内乱と言うべきものが「大化の改新」であったろう。蘇我氏の権力を天皇家奪い取った。ここから事実上の日本史が始まったのかもしれない。

 トランプ大統領も、地球温暖化阻止同盟に反乱を起こした。だが大義名分がない。結果的にはアメリカも被害を受けるだろう。三権分立の確立している米国では、大統領の地位も絶対ではない。
 独裁政権は特に反乱を恐れている。中国ではささいなことから日本人の検挙が相次いでいる。安倍さんも長期になるにつれ独裁傾向が強まってきている。周囲が反乱者を潰してしまう。忖度の度が過ぎてしまうことになる。

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# by watari41 | 2017-06-04 11:40 | Comments(0)

ディープラーニング

 「スピードラーニング」は人間の英語学習方法として有名だ。
「ディープラーニング」は、機械の学習である。機械が勉強して人工知能「AI」となる。
 特定の分野に関すると、人間の天才をついに追い越した。「囲碁・将棋」の世界である。プロの名人とは、我々凡人からみると、雲の上の存在だ。筆者などは60年もやっているが田舎初段のレベルである。そのレベルの差は想像を絶するものがある。

 コンピュータ囲碁が強くなり、あと10年もすれば名人も追い越されるかと思っていたところ、先日、世界最強とされる中国人が破れた。

 ディープラーニングの結果であるという。直訳すれば「深層学習」ということになる。普通のコンピュータソフトウエアは人間がプログラムを与えて、その通りに動くのであるが、人工知能は膨大な多段階の階層を経てその深層で答えにたどり着く。間違っていればフィードバックされ修正される。あたかも自分で学習し進化しているが如きである。(間違いとは負けることである)

 人間界でも俺は、裏の裏まで読んでいるよとおっしゃる方もいるが、人工知能は局面毎に点数をつける。つまりは過去のデータなどから膨大なデジタル処理をして、次の一手を打つわけである。計算速度が飛躍的に向上したコンピュータがこの結果をもたらした。

 人間界の最高峰に立つ人も、15手目までは100点満点の手を打っておりましたとコンピュータから評価されたそうだ。

 次の大きな課題とされている「自動車の自動運転」なども、思ったより早く実現の可能性がある。
 人間そのものが総合的に人工知能に追い越されるのが最も早い予想でも2038年とされるが、これも早まりそうだ。その前に「社会規範」ともいうべき、道徳を教えるロボットが出てくるのだと思っている。悪用されたら大変だ。


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# by watari41 | 2017-05-27 10:17 | Comments(0)

失言

 「本音」が思わず口から飛び出すことがある。「失言」だと表現される。
 普段には考えてもいないことが言葉となって出て来るはずがない。
 本来の「失言」というのもおかしいが、ひとくくりにされている失言にも各種あるようだ。

 3.11大震災があっちの方でよかったと。東北が蔑視されているとは言わなくとも、軽く見られていることは間違いない。その証拠が、どうでもいい大臣を復興相に当てている。
 最初の民主党政権の松本大臣がひどかった。就任後に宮城県を訪れたが、この田舎知事めという態度がありありだった。「知恵をだしたら金を出す」というのも見下げられたものだ。
 次の平野さんも岩手の人だったが「失言」こそなかったが政治的な節操が疑わしい。小沢さんの勢いがなくなると民主党から自民党へ乗り換えようとしている。

 お辞めになった今村大臣は佐賀の人である。明治維新の「薩長土肥」という概念から抜け出せていないように思われた。白河(福島県南部)以北は一山百文と称された如く、価値のない地域であるという感覚が150年も続いていることをいみじくも表した。
 政府のゆるみなどともいわれるが、本音を披歴しない大臣が優秀な政治家だというのもおかしなものだ。
 沖縄と東北はどうも軽くみられている。「土人」「熊襲」と発言した民間人もいる。
「本音」を口から出してはならない場合がある。だからといって二枚舌も困る。

 科学の進歩は、人間の脳が何を考えているかを見抜けるようになるそうだ。
 本音を披歴したのか、思わず口を滑らせたのかが、わかるようになるのだろう。

 近代社会に入って言葉ほど重要なものはないとされる。昔と違い音声も映像も記録に残る。失言が喧嘩だけではなく、戦争を呼び起こすこともある。

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# by watari41 | 2017-05-01 20:59 | Comments(0)

鯨と米国

 アメリカ繁栄の礎を築いたのは、意外にも捕鯨だったというのである。
 もちろん鯨肉を食べたわけではない。マッコウクジラの「鯨油」である。頭が特殊な形をしているが、そこに沢山の油が詰まっているようだ。
 19世紀中頃の産業機械が大量の油を必要とした。アメリカは世界中のマッコウクジラを取りまくった。ペリー艦隊が日本に来たあたりが最盛期だったようだ。年間の捕獲数が百万頭ともいわれ、絶滅寸前までいったのだという。
 そうなると、マッコウクジラが少ないのだから船を出しても採算が合わずに当然のことながら捕鯨は中止になった。
 丁度、その頃に油田が発見されて、鯨油は必要とされなくなった。

 ジョン万次郎が、嵐に遭い漂流の末に絶海の孤島に流れ着き、アメリカ捕鯨船に発見され救い出されたのも、当時のアメリカは世界中に捕鯨船を出していたからである。

 歴史上タイミングがよかったとされる日本の開国も、アメリカ捕鯨船の補給基地を日本に求めたからに他ならない。

 日本にも、もちろん近海捕鯨が江戸時代より盛んになるが、漁師の人力によるものである。一頭が捕獲できれば頭から尾びれまで、余すところなく利用された。
 捨てるという概念がない。何かに利用できないだろうかと考えるのが日本人である。

 牛タンもそんなことだった。仙台が意外なことで有名になっている。先日一番丁三越の近くを歩いていたら、田舎から出て来たようなオバサンに声をかけられた。このあたりに牛タンで有名な利休庵はどこでしょうかと尋ねられた。私も名前は聞いたことがあるが、田舎から出てきているのでわからないんですと答えてしまった。

 昼食の時間だったので、近くの一杯飯屋に入ったらサラリーマンで込んでいた。棚にある焼き魚と野菜、それにドンブリご飯で500円だった。
 50年前だと沢山の鯨肉も並んでいたはずだ。今の世の捕鯨反対をアメリカは歴史的経緯からそんなには叫んでいない。

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# by watari41 | 2017-04-22 16:33 | Comments(0)

「蜜蜂と遠雷」

 「直木賞」と「本屋大賞」を同時に受賞することになった極めて珍しい小説が「恩田睦」作、「蜜蜂と遠雷」である。
 50万部が売れたそうだ。日本人の200人に一人が買ったことになる。
 
 「直木賞」は小説のプロが選んだものである。これぞ小説であるというものだ。過去には難解なものも結構多かった。
 「本屋大賞」は素人が選ぶ、お客さんに勧めたい、読んで面白いものである。隠れた名品を選ぶ目的もあったようだ。しかし、本屋大賞の方が断然売れ行きも良くて権威あるが如きものになってきている。この賞をいただくのに、全国の本屋さんに猛烈にアタックしたという噂の本もあった。その本は運動をした効果もあったのだろうが目的通りに賞を得た。題名につられ読んでみたが、ビジネス関連の内容なのでそれなりに面白かった。

 今回の如く両賞を同時受賞というのは小説に関しては、専門家と素人の距離が急速に近づいてきているのかとも思う。
 現代は書籍で溢れかえっている。
 小生なども、限られた時間しかないので何を読んだらよいのかわからない。自分が興味のある分野の他に「賞」をいただいたものというのも読む基準になる。全国の皆さんも似たようなものではなかろうか。

 今回のダブル受賞作「蜜蜂と遠雷」は直木賞の時点で購入した。内容が実にすばらしいのである。全編から音楽があふれ出している本だともいえる。正直にいうと私は音楽のわからない男である。カラオケで歌うと音程がはずれているのがわかる、いわば音痴に近い。しかし耳ではなく目から入る音楽は理解ができる。
 「直木賞」が先に決まっているので、当然ながら本屋さんの人達も読んでいるはずだ。普通なら違う作品を選ぶようだが、それらを乗り越えて選択された。
 素人から専門家にまで激賞されたということになる。ピアノ音楽を表す驚くべき表現がいくつも出て来る。「胸の奥底の小さなポケットが共鳴する」(記憶が不確かです)とか。
 究極の音楽を文章で表す、文字を音符とする音楽ではなくて文学なのである。

 

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# by watari41 | 2017-04-17 17:21 | Comments(0)

東芝の破綻

 「想定外」というのは、自然界だけではなくて人間界にも起きる。
東芝が破綻するなどとは誰も考えたことが無かったに違いない。シャープの時もそうだった。日本航空の時だって想定外の出来事だった。

 織物などと同じように、一端のほころびがでると、瞬く間に何も無くなってしまうことがある。
 だが東芝に幸いなのは、フラッシュメモリーという巨大な資産が残っていた。総額2兆円ともされる。この製品がUSBメモリーとして世に出た時は驚いたものだ。フロッピイーディスクはたちまちにして駆逐された。
 最初の発明者は舛岡さんという筆者などと同世代の人である。この人は発明をさらに発展させたかったようだが、当時の東芝では煙たがられたようで、50才の頃に棚上げの昇格人事を嫌って退職した。その後に東北大学教授などとして研究を続けていたことはよく知られている。東芝はそのメモリーの売り上げを伸ばしたので、後に特許料を請求する裁判を起こして1億円近いものを得たのも話題になった。舛岡さんの如き二匹目のドジョウを狙ったのであろう。東芝ではその後、東北大の学生を積極的に採用するようになったという話がある。

 現在の時価である2兆円などとは想定外であったろう。舛岡さんは年令を重ねるにつれ各種の勲章をもらっているが、発明の大きさからするとまだまだ少ないようだ。
 何よりも東芝を救うことになるかもしれない巨額である。

 その売却先も間もなく明らかになるであろうが、今度は国家の安全保障という想定外の難問が待ち受けているかもしれない。
 ずっと昔のことになるが、潜水艦のスクリューで東芝がやり玉に上がったことを記憶されている方も多いと思う。あまりにも精密な工作機械がソ連に輸出され、スクリュー音の出ない潜水艦が出来て、大問題になり就任したばかりの社長が責任を取らざるを得なかったことがある。いろんなことで記憶される会社である。

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# by watari41 | 2017-04-02 21:11 | Comments(0)

政治力

 籠池学園騒動は何から何まで全てがおかしい。現代社会では、有り得ないと思われていたことが目の前にある。毎日、面白おかしく取り上げられている。
 「政治力」ということを再認識させられた事件である。最初の告発者がいなければ、メディアにも知られることなく開校の運びとなったのであろう。
 事があまりにも大きくなってしまえば、安倍内閣そのものが倒れてしまうということで、シッポ切りという表現を使ったのであろう。
 籠池さんという表現力のあるキャラクターがマスコミ好みなのでもあろう。最初の段階で10日間はおとなしくしててほしいと財務省に言われたそうであるが、そのぐらいの期間をおけば世の中は沈静化すると思われたのだろう。甘すぎた。

 「東」では小池さんの一人舞台だが、「西」では籠池さんと無礼者の鴻池さんと2人の主役。
いずれも「池」の人である。
 せめて湖、できるなら海であってほしい。余計なことである。

 典型的な政治力が働いたと思ったのが、ずっと前のことになるが佐川急便事件というのがあった。その発端が、法規上建築物が建てられない地域のところであった、関東のとあるインターチェンジ付近に佐川の巨大な物流センターができた。その後に、法規を調べたら、そこに例外規則のように、建物OKの文言が巧妙に付け加えられていたというのである。その時点ではあまり騒がれなかった。
 そのご、佐川事件は別の形でどんどん拡大し、当時の渡辺社長が紙袋に入った4千万円を金丸さんに渡したことや、暴力団が絡んだことで大事件となった。金丸さんの自宅捜索が行われて金の延べ板まで出てくる有名な話になった。金丸さんの話が面白かった「私のような立場になるとお金が集まってくるんですね」と平然と発言していたのには驚いた。

 最近はお金よりも、学校建設などむしろ思想関連に政治力が働く時代になりつつあるのだろう。小学校建設に関連政治家各位の暗黙の了解があったのだろう。

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# by watari41 | 2017-03-16 11:25 | Comments(2)

あれから6年

 6年間というのは、長いようで過ぎてみると短いような気もする。
 漁港近くに住んでいた同級生K君は、介護度5の判定を受けて施設に入った。

 その時、2013.3.11には、彼は奥さんと出かけていて津波を見ていない。自宅は根こそぎ流され、跡かたもなくなった。実感が持てないんだよと何度も言っていた。街中の親戚の好意があって、避難所も仮設住宅も殆ど経験することなく、その点は幸運であった。

 だがショックは大きかったのだと思う。1年ほどが過ぎて軽い脳梗塞に罹った。治ったものの認知症ぎみとなってしまったのである。
 以降、ほとんど外出もしなくなってしまい昨年容態が悪化して、最悪の介護状態に至ってしまったのである。
 年令に不足はない歳といえばそうであるが、10年は早かったように思う。

 今年も追悼式典への案内状がきている。
 「震災格差」ともいうべきものがあるように思っている。もともと存在した格差がさらに拡大した。貧しきものはさらに貧しく。富者はこれを機会にさらに財を増やした人もいる。

 復興が進んでいると言われる。
 新たに開通した高架鉄道線路、駅前に広がる新規な街並み、これから大発展を遂げる東京郊外の私鉄沿線の如き姿で出現したのが宮城県山元町である。残念ながら時代が半世紀ずれてしまった。年寄りの比率がきわめて大きく、この6年間に人口の20%が減じている。

 町が目指している姿とは異なるのだろうが、高齢化社会のモデル地区が出来るのかもしれない期待がある。


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# by watari41 | 2017-03-09 17:37 | Comments(0)