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貴乃花と白鵬

 今から30年近く前のことになる。
 貴乃花と若乃花の兄弟が、十両に昇進した頃の正月番組だった。この2人の関取が当時は既に横綱だった、九重部屋の千代の富士、北勝海(現在の八角理事長)との対談放送があった。若貴の兄弟2人は小さくなって、司会者の問いに答えていたものだ。もちろん2人の横綱は余裕しゃくしゃくであった。記憶されている方々も多いと思う。

 その後、兄弟は共に横綱となり空前の相撲ブームがやってくる。
 しかし、考え方に差異が生じたのであろう、喧嘩分かれをしてしまう。
 貴乃花だけが角界に残った。

 八角理事長と対立するようなことになろうとは考えてもみなかったであろう。

 話は異なるが、小泉さんが首相になる頃だった。テレビで人相見の易者が、顔が四角い人は頑固者というか信念を曲げない人が多いのですよと言っていた。小泉さんは、死ぬまで原発反対を言いつけるのであろう。

 貴乃花も四角い顔だ。容易に後に引くことはないであろう。
 丸顔の人は、融通無碍のところがある。現職では自民党の幹事長がそうである。有名な政治評論家が、あの人はなんでもありですよと。そんなことを言っていた。

 白鵬は丸顔だ。数々の大記録を更新中だが、横綱としての勝ち方に疑問のつくことが多い。横綱とは「品格」に優れという文言があるが、横綱審議委員会の推挙条件はあくまで、2場所連続優勝か準ずるものである。本人が横綱になったのだから、普段の行動と共に、品格のある相撲を取るように心がけるものだとされる。そういうことでは大昔の大関が最高位で、特に優れたものが横綱の称号を得るというのが正しかったのだろう。
 大鵬さんが、白鵬に対して、横綱とは「良い相撲をとり勝ち続けなければならない」と言ったとされるが、「良い相撲」の前半を飛ばして勝つことだけにこだわってしまった。
 横綱相撲で勝ったのは、千勝そして40回優勝のよくみても7割程度なのではなかろうか。28回優勝程度の記録だとみている。今回の事件も白鵬に端を発している。そんな白鵬を貴乃花は普段から心良く思っていなかったのだろう。

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by watari41 | 2017-12-28 15:10 | Comments(0)

ひふみんさん

 将棋の加藤一二三 九段である。
 天才少年と言われる14歳の藤井4段に敗れて注目され、引退したら大ブレークを果たした。テレビ各局に引っ張りだこになっている。

 筆者などとほぼ同年代で、将棋界にデビューした頃は「神武以来の天才」と騒がれたものである。昭和30年当時は、神武とか岩戸など日本創世記時代の神話の言葉が流行していた。
 当時の加藤少年は、たちまちのうちに「名人」になるものと期待されていたのである。
 ところがである。大山康晴名人などの厚い壁に阻まれてしまった。

 タイトルを得たのは、ずっと後年になってからであり、保持した期間も短かった。
 加藤さんは20歳で結婚したのだと思う。それも話題だった。そんなこともあって、女性関連のスキャンダルなどはなかった。好きな鰻を食べて今日まできたようだ。
 ほぼ一生を将棋の世界に打ち込んだので、おそらくは世情にも疎くなったものだと思われる。そんなことが今の世の中にフレッシュにうつるのであろう。我々が見ても純粋無垢の感じがする。私などにも人には語りにくい悪事とか、おかしなことはたくさんやって現在まで生き延びてきている。
 終戦直後の小学校入学者には、どういうわけか、私も含め「音痴」が多い。音程も歌詞もずれる。当時のオルガンなどがいい加減なものだったのだろうと、いいように解釈している。加藤さんは持ち歌である「いい日旅たち」を、恥ずかしげもなく全国放送で歌いあげている。見ている方が恥ずかしくなってくる。

 加藤さんは、将棋の世界を存分に味わったのだと思う。ご自分の才能にも気がついたのであろう。同年代者としてエールを送っている。
 それにしても羽生永世七冠とは、とんでもない記録である。空前絶後であろう。
 囲碁は井山さんの一人舞台になっている。仙台の天才囲碁少年一力七段も20歳になった。井山さんの壁に何度も跳ね返されている。
 何とか早い機会にタイトルを獲得してほしいものだと願っている。

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by watari41 | 2017-12-16 14:05 | Comments(0)

本当の脅威

 北朝鮮木造漁船の日本海沿岸への漂着が多くなった。
 まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようである。大陸間弾道弾との格差に驚くしかない。
 母船があり、かつての「蟹工船」みたいな重労働をやっているのだろう。

 北朝鮮の本当の脅威とは、ミサイルではなくて、一旦その体制が不安定になれば、何千艙あるかわからない、オンボロ木造船に乗った何万人もの難民が押し寄せてくることだろう。
 それを受け入れる体制があるのだろうか。軍事防衛の地上イージスではなくて、その対策は難民の収容体制にある。
 公にはされないが、筆者が考える得る如きことくらいは、霞が関の奥の方で対策が練られているのであろう。

 少し前になるが、村上龍さんの「半島を出よ」という本がベストセラーになった。近未来小説であった。相手のパソコンに入り込んだり当時は夢の如きネット技術が記載されていたが、今やそんなことも現実である。
 ただ、艦船が簡単に作れるわけはないので、オンボロの軍艦や、木造漁船を改造した輸送船に大勢の軍人を乗せて日本海に乗り出すのである。小説であるから、危機は寸前のところで回避される。
 現実にも、北朝鮮工作船に乗った工作員が、どこかの離島か田舎の村を占拠してしまう軍事衝突があるのかもしれないと思っている。

 実際に遭難漁船員だったからよかったものの、真夜中に沿岸部にある一人暮らし女性宅の玄関ドアを叩かれたら驚いていまう。

 日本海沿岸に何万人もの難民キャンプができることを想像している。
 東日本大震災の如く、一時的には体育館などに収容して、仮設住宅を提供することになるのではなかろうか。
 何十兆円かの補正予算が組まれることになる。本格的な戦争よりもよいであろう。

 独裁体制は、一旦崩れると恐ろしいことになる。
 中国はおそらく現状の政治体制で市場経済への転換を迫っているのであろうが、金王朝そのものが崩壊すると恐れているのだろう。
 話し合いに入れば、北は核兵器の保有を認めることを主張というか、それが前提ともなるのだろう。
 核兵器放棄には、何十兆円かを支払うという妥結点が見出せるのだろうか。

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by watari41 | 2017-12-05 12:42 | Comments(0)