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権力者

 菅 官房長官の回顧録を読んで見たいものだと思う。20年後だろうか。
私は残念ながら見る事はできないだろう。同時にその頃には機密文書の解禁もあるのだろう。
 権力者とは、事実を無かったことにも出来る。すり寄ることで多大な恩恵を受けることだってある。ただ、調子に乗り過ぎると籠池さんみたいになってしまう。都合が悪くなるとバッサリと切り捨てられる。
 権力者とは、平気でウソをついたり、ゴマカシたりもするが、テレビ時代には、そんなこともすぐにわかられてしまう。

 誰でもタタけば、チリやホコリが出てくる。特に女性関係となると日本では単なるホコリでは済まなくなってしまう。ご本人の人格に重大な欠陥ありとみられてしまう。いくら機密情報でも価値がなくなってしまうのは、何十年か前の毎日新聞記者だった西山さんが、一生を棒に振ってしまったことがる。

 現代日本の最高権力者は首相である安倍さんにある。投票で選ばれたのだから文句を付けることも難しいが、長期に渡ると忖度が出てくる弊害があることを昨今の一連の事件!が証明している。責任を取る必要のないところが、押し付けられて謝ったりしているのだからおかしなものだ。日本の首相には、権力が無いなどと言われたこともあるが、どうしてどうして強大な力があり、現代史を作っているのである。

 だが、長く権力者でいるには単純さも必要なようだ。それを補うのが官房長官であり副長官である。
 首相が右を向けといえば、大半の自民党員がそうするようだ。
 小泉元首相が面白いことを言っていた。この人も単純な人だった。今は原発反対で知られている。安倍さんが反対と言えば、簡単に日本から原発がなくなりますよと。
 それを選んでいるのが民主国家日本の我々である。アメリカだってトランプさんが出て民主主義の限界が叫ばれている。プーチンさんのロシアだって形の上では民主国家である。
 どんな世界になったところで、常に権力者というのは存在する。

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by watari41 | 2017-06-21 21:31 | Comments(0)

反乱(後)

 スノーデンさんという若いCIA職員が大量の機密情報を持ってロシアに亡命したのは4年ほど前のことである。ロシアのスパイだったからというわけではない。
 アメリカに対する一種の「反乱」なのである。世界に範たる民主国家である米国が、全ての国家や個人の秘密を盗み出すというような行為が許されるのだろうか、という素朴な疑問であったのだろう。
 各国首脳の電話などはすべて聞き取られていたのである。ドイツのメルケル首相は大いに怒りオバマ大統領に激しく抗議した。

 日本にも、そのスパイ技術はもたらされすでに実用化されているそうだ。それを合法化するのが今回の「共謀罪」なのだというから驚くことである。
 かの文部省前川次官も、その行動などはすべからく把握されていたのだろう。

 アメリカ人の「反乱」は、第二次世界大戦後にも起きている。原子爆弾の製造技術がソ連に流れたのである。当時の米国では冷戦状態にあったソ連が原爆を得るには10年を要するとみていたのである。それがすぐに出来たのである。いろんなスパイ活動が疑われた。
 だが、きわめて単純なことによる技術の流出だったのである。アメリカの原爆開発であるマンハッタン計画の最高幹部の一人だった若い天才科学者が、戦後にこのような兵器を米国が独り占めしておくのは世界の秩序を壊すと考えたようなのである。
 ソ連にも提供すべきだと考えたというのだから、これも不思議なことだ。最初に接触したソ連の人は、あまりに意外なことに本気にしなかったようなのだが、結局は早い開発に成功し、ウリふたつの原爆ができたというのである。
 逆にいうと、一瞬にして莫大な知的資産を失うほどにアメリカはそれだけ自由があるということなのかもしれない。

 コミー前FBI長官が解任された。トランプ大統領に反乱をしたからである。
 権力者からみると反乱だが、当事者にすると正義を貫いたということになる。
 米国は司法が独立しているのだから、大統領が弾劾されることもある。どんな結果が待っているのだろうか。

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by watari41 | 2017-06-09 16:15 | Comments(0)

反乱(前)

 前川文部次官の政府に対する「反乱」ともいうべき会見があった。「義憤」なのだろうか?。事実を述べると反乱というのも困ったものだ。
 だが歴史上、反乱が成功したという例は殆んど見当たらない。。
 明智光秀しかり、幕末には大塩平八郎も小規模な反乱に終わった。明治に入っての大規模反乱である西郷隆盛さんも失敗した。
 明治維新が数少ない成功例みたいだが、天皇を担いだ知恵者がいたのが主たる理由である。
 だが天皇が首謀者となった、鎌倉幕府に対する反乱は失敗に終わり天皇は佐渡島に流れされた。
 昭和に入っても、農村疲弊に対する青年将校の義憤であろう5.15や2.26事件が起きたが、天皇の忠臣を殺してしまったことで反対され平定された。

 近くは、森首相に対する加藤紘一さんの乱ともいうべきものがあったが、これは時勢を見誤ったというべきなのだろう。

 近年、反乱を逆利用して権力を強めることに利用したのが、トルコのエルドアン大統領だとされる。反乱の兆候をつかむや、一味をそそのかして大規模な反乱とさせてから一網打尽に鎮圧した。
 「アラブの春」も成功したかに見えたが、その後を見ると混乱が増して結果的には失敗だ。
 一説には力をつけたカダフィー大佐が、アフリカ独自の通貨体制を築こうとして、欧米の巨大銀行筋に潰されたのだという。

 日本の歴史の中で、反乱というか内乱と言うべきものが「大化の改新」であったろう。蘇我氏の権力を天皇家奪い取った。ここから事実上の日本史が始まったのかもしれない。

 トランプ大統領も、地球温暖化阻止同盟に反乱を起こした。だが大義名分がない。結果的にはアメリカも被害を受けるだろう。三権分立の確立している米国では、大統領の地位も絶対ではない。
 独裁政権は特に反乱を恐れている。中国ではささいなことから日本人の検挙が相次いでいる。安倍さんも長期になるにつれ独裁傾向が強まってきている。周囲が反乱者を潰してしまう。忖度の度が過ぎてしまうことになる。

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by watari41 | 2017-06-04 11:40 | Comments(0)