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失言

 「本音」が思わず口から飛び出すことがある。「失言」だと表現される。
 普段には考えてもいないことが言葉となって出て来るはずがない。
 本来の「失言」というのもおかしいが、ひとくくりにされている失言にも各種あるようだ。

 3.11大震災があっちの方でよかったと。東北が蔑視されているとは言わなくとも、軽く見られていることは間違いない。その証拠が、どうでもいい大臣を復興相に当てている。
 最初の民主党政権の松本大臣がひどかった。就任後に宮城県を訪れたが、この田舎知事めという態度がありありだった。「知恵をだしたら金を出す」というのも見下げられたものだ。
 次の平野さんも岩手の人だったが「失言」こそなかったが政治的な節操が疑わしい。小沢さんの勢いがなくなると民主党から自民党へ乗り換えようとしている。

 お辞めになった今村大臣は佐賀の人である。明治維新の「薩長土肥」という概念から抜け出せていないように思われた。白河(福島県南部)以北は一山百文と称された如く、価値のない地域であるという感覚が150年も続いていることをいみじくも表した。
 政府のゆるみなどともいわれるが、本音を披歴しない大臣が優秀な政治家だというのもおかしなものだ。
 沖縄と東北はどうも軽くみられている。「土人」「熊襲」と発言した民間人もいる。
「本音」を口から出してはならない場合がある。だからといって二枚舌も困る。

 科学の進歩は、人間の脳が何を考えているかを見抜けるようになるそうだ。
 本音を披歴したのか、思わず口を滑らせたのかが、わかるようになるのだろう。

 近代社会に入って言葉ほど重要なものはないとされる。昔と違い音声も映像も記録に残る。失言が喧嘩だけではなく、戦争を呼び起こすこともある。

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by watari41 | 2017-05-01 20:59 | Comments(0)