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古事記のこと(2)

 戦後70年、戦争責任を最も強く感じられておられるのが、今上平成天皇であられるようだ。
 昭和天皇の命により、戦いが始まり、その命により終わった。
 実行責任者は、別にいたとしても、最高責任者であったことには変わりがない。アジアで一千万人もの人々が命を落としたのである。その息子たる現天皇が慰霊の旅を続けているのは、当然ともいえることであるが、日本人としては誰しも頭の下がる思いでいるにちがいない。

 古事記によれば、天皇は神の子孫とされてきた。明治以降その教育は徹底したものとなったのである。神の命令には逆らうわけにはいかない。時の政府や軍国主義者は、これを巧みに利用した。昭和天皇は戦後まもなく人間宣言をされた。これまた当然のことではあったが、GHQの意表をつくものでもあったようだ。

 戦後に小学校に入った筆者などは、稗田阿礼が記憶していたことを、太安万侶が記録したものとして教えられた。神がかり的なものはなくなり単なる神話であると古事記を捉えた。

 これを学術的に研究する人などもおり、上記の人物なども架空の人間で、後世における偽作ではないのかと言われたこともあるが、太安万侶の墓が見つかり、古代に実在した人物であることが判明した。古事記中味の信ぴょう性は別として、きちんとしたものであることが認識されたのである。

 長年に渡り日本人に受け継がれてきており、国家が壊滅状態の時にも、神道は守られてきている。戦争責任について言えば、時の軍部と政府にあることは間違いない。もちろん自決してその責任を全うした方々も多い。

 しかし、戦時中の大臣が如何に文官とはいえ、責任の一端はあったはずなのに、後の岸首相の如く罪を問われることなく返り咲いた人もいたし、広田外相の如く、東京軍裁判によって死刑となった方もいた。

 有形・無形にかかわらず、古事記が軍国主義者にとって都合のよかったことは確かである。
 正しい古事記というのも正確にはわからないのだろうが、本来のあるべき姿の一端を聞いたものと思っている。
 

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by watari41 | 2016-01-31 23:04 | Comments(0)

古事記のこと(1)

 日本神話より、ギリシャ神話の方が詳しいという方も多いはずだ。
 何とも恥ずかしいことである。

 先日、名取市にて「古事記・大祓」の講演会があることを知人より聞いて出席した。
 講演者は、小野善一郎さん。湯島天満宮の宮司さんで、この分野の第一人者であるようだ。
神社本庁に属する全国八万の神社が午前9時に一斉に「大祓詞」を神前に唱えているというのだから驚くことだ。

 戦後、マッカーサーのGHQによる占領改革で、古事記などは、皇室崇拝・軍国主義の源として徹底的に嫌われたが、米国人の中にも良識派がいたのである。これを教育するのは禁止するが、「神話」としては認めるとなったのである。神話とは古来から長い年月をかけてつちかわれたその文明のシンボルなのであると主張したのだから立派なものだ。(これは講演内容ではなく筆者が別の本から得ている)

 講演を聞いていると、なるほどと思うところが沢山ある。
 人間の穢れを取り除くのが御祓いだというのは誰でも知っている。その「穢れ」が我々の考えているものと全くことなる。罪ということではないのである。
 人間は、誰しも目には見えない薄い衣にくるまれている。それを取り除く儀式が御祓いなのだと言う。嘘いつわりのない真の姿を神様の前にさらけ出すというのである。これは一生に一度ではなく、次々と衣が湧いてくるものだとおっしゃる。従って衣に包まれた状態では悪事も働いてしまうということなのだろう。常に神様の前に真の姿をさらけだしなさい。ということだと解釈した。

 「大祓詞」は、よく読んでみると実に面白いといっては失礼になるが興味深い。我ら世代の日本人ならよくわかる。文字数もそんなに多くない「般若心経」の3倍程度なのである。般若心経の如く多面にわたる解釈が可能でもない。講演者は、日本人なら、この2つくらいは暗記しておくべきだとおっしゃる。
 

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by watari41 | 2016-01-26 14:11 | Comments(0)

SMAP騒動

 ワイドショーを見ていたら、名のある評論家が、こんなことで天地が引っくり返るが如き、騒ぎを起こしているのだから、なんて日本は平和な国なんでしょう。とつぶやいていた。
 若い司会者は、しかし先生ことはSMAPなんですよと詰め寄る。一大問題なんだと言わんとしているのである。
 高齢者にとっては、こんなことはどうでもいいのである。
 しかし「嵐」など、このような人気グループは、仙台に来ると一挙に20万人もの人を集めてしまうのだから凄いものだ。筆者などはメンバーの名前さえも知らない。
 先日の地方選挙の応援に来た県知事は、次の事例を持ち出した。演奏会場である宮城スタジアム前には、各市町村が人出を目当てに、特産物を持ちより文字通り門前市を成していたということだ。知事も視察に行き、当町のイチゴなど、ほとんどの市町村の特産物は売り切れていたが、一つだけ売れ残った町のものがあったようだ。たしかに若者が口にほうばりながら歩くのは恰好の悪いものだったらしい。
 知事は、これを売ろうと、その商品を持って檀上の「嵐」に食わせ、これは旨いとやらせたそうだ。そしたらたちまちにして、売り切ったという自慢話をしていた。かつての東国原さん以来知事はトップセールスマンであらねばならぬという考えが浸透したようだ。

 かつて草薙さんというメンバーの一人が、素っ裸で都会の草原に座り込んで、軽犯罪法で逮捕され大騒ぎになったことがある。そんなことで筆者はその名前を記憶している。
 丁度同じ頃に、脳科学の世界的権威と言われる茂木さんが3億円の脱税事件を起こした。これは新聞の一行見出しだったが、草薙さんはテレビでも大騒ぎされたものだ。
 どちらが、大事件なんですかと、これまた評論家がかみついた。

 今や日本を動かしているのは、これら人気者の動向なのであることを思い知った。
 しかも、テレビで名の知れた人たちは選挙で当選できて、回数を積めば大臣となる。環境大臣の丸山さんは、宮城県の大問題である放射性廃棄物の解決にやってきたとしたら、我々はその顔を見て取材の為にやってきたのかという認識しか持たないだろう。周囲も本人もそのことをご存じなのであろう、東京から動こうとはしない。
 SMAPに明け暮れるのは、確かに平和の証なのだろう。これは、これでOKではないと考えている人もまた大勢いるはずだ。




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by watari41 | 2016-01-17 16:40 | Comments(0)

知らない・わからない

 一口に知らないとか、わからないと言うが、いろんな種類のあることに気がついた。

1.誰にもわからない、知らない。
  未だ解明されざること。従って地球上誰も知らなくて当然こと。
2.勉強不足のために知らなかった。
  誰でも知ってて良いことなら、恥をかく。
3.自分の意思で、わかろうとしなかった。
  意識的に知りたくないことって結構ありますよね。
4.一度は理解したのだが、すっかり忘れてしまいわからない。
  最近は、こんなことが多い。
5.見えないのでわからない。
  電気・電波・磁気・放射能
  これらは、直接見ることはできないのだが、それぞれに測定器があって、数値として知る  ことができる。
  「ケイタイ」を使う事で、電波のことを間接的に知る。
  各種の電機器具で、電気の恩恵がわかる。
  鉄を吸いつけることで、磁気の強さを知る。
  放射能も数値としてはわかるが、それが短期的・長期的にどの程度の影響を及ぼすのかは  今もって誰にもわかっていない。
  人間自体も6千ベクレルの放射能を有していると、最近になって専門家より伺った。つま  り1kg当たり、百ベクレル持っているのである。従って食品にも、1kg当たり百ベク  ル以下を義務付けているのだとか。
  我々は、そんな数字の出ているものを恐れてしまい、食べようとはしないが、たとえその  食品を1kgを食べたにしても、人体は6千百ベクレルになるにしかすぎないということ  だ。そんなことを知ってか知らずか、我が町でも増えすぎて罠にかかるイノシシが多くな  った。以前は誰も食べなかったが、最近は食べる人が増えたようだ。

 この他にも知らない種類というのは、たくさんあることなのだろうが、とりあえずは筆者の頭の中を整理してみた。

  

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by watari41 | 2016-01-11 12:18 | Comments(0)

黄金の男

 正月番組の黄金発掘を4時間みてしまった。。
 何億円という価値のある古代から近代までの黄金が続々と出てくる。驚嘆すべきことだ。

 しかしと、いつもの癖でまてよと思った。日本の借金は千兆円である。この数字からみると黄金などは誠に微々たる金額でしかない。もはや我々は兆円には麻痺してしまい、億円の単位に狂喜しているのである。
 日本銀行総裁が一声かければ、何兆円ものお金がうごく。新聞報道は「黒田バズーカ砲」が飛び出したなどと書いているが、そんな表現ではとてもたりない想像もつかない巨額なのである。
 まさに、黄金の国ジパングの「ゴールドマン」に他ならない。

 この他にも、官房長官は50億円もの現金を領収書なしで使えるというのだから、シルバーマンとでも言えようか。
 どのくらい前のことだったろうか、後藤田正晴さんが官房長官をしていた時である。彼は長官室には不思議な金庫があるんだと話していた。使った分だけ自動的に補充されて、いつも一万円札で満杯になっている金庫なんだという話を思いだした。

 政権交代の時には、これがすべて持ち出され、空っぽの状態で引き継ぎがされる。
 自民党から民主党に代わった時の官房長官が東北出身の村岡さんではなかったろうか。冒頓な方である。彼はしかるべく処理したのだろうが、ネコババの疑いをかけられた。彼はカンカンになって怒っていた。その前にも橋本政権の時だったろうか、1億円の領収書事件というのがあり、当時、留守居役をしていた村岡さんに嫌疑がかけられたのである。
 裁判沙汰になったのではなかろうか。
 村岡さんをテレビで拝見している限り、その語る事は正直であるとしか言いようがない。
 ゴールドマンの対極にある方だった。
 (記憶のみで打ちこんでしまいました。誤りがあったらゴメンナサイ)

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by watari41 | 2016-01-04 12:11 | Comments(0)