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財務省の勝利か

 次の首相には民主党の党首となった野田さんが就任する。
 野田さんの勝利というよりは、財務省の勝利と言った方が適切な感じがする。財務大臣の間に、すっかり洗脳されてしまったと思われるからである。
 自民党総裁の谷垣さんも、財務大臣の時に、すっかり財務省の代弁者のようになり、現在もその考えは変ってはいないようだ。すなわち増税論者になったのである。消費税を大幅にアップすべきということなのである。現在の膨大な国の借金をみればうなずけないこともないが、それではあまりにも策がなさすぎる。

 財務省は、日本では最高レベルの方々が集まっている頭脳集団とも言われる。野田さんや谷垣さんが簡単に説得されたのは何となくわかる気がする。しかし空前の円高に困り果てている日本人が大多数だろうと思っている。製造会社の方々は努力に努力を重ねているのだろう。

 円高を逆利用して、借金を減ずることができないものだろうかと考えている人たちも多いはずだ。大概はそんなうまいことが出来るはずはないと思われている。

 物理学にはエネルギー不滅の法則というのがあるが、借金も不滅なのだろうか。財政学はよくわからないが、健全財政に越したことはないが、健全になれば円はさらに上がるのだと思う。現在の状態でも日本は健全と見られている。不健全な状態になれば、円は自然に下がっていくのだと考える。

 不健全さとは、さらに借金を増やすしかない。野田さんは、円高介入に何兆円も投じた事が評価されているが、話はどうも逆ではなかったのかと思っている。

 ある程度不安定な会社は安定なのであると在職中に言われたことを回想している。日本人にはそんなところがある。必死になって支えるので倒産しないのである。安定ほど危ないことはないのである。海外でも、もしかして日本がそんな評価なのだろうか困ったことである。

 震災対策費として、もっと思い切った海外での借金をすればどうなのだろうか。少ない円で多くの物が調達できる。クルクル首相が入れ替わるだけでは、不健全な国家とはみなされていない。優秀な頭脳集団にもっと知恵を絞ってもらいたい。
 
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by watari41 | 2011-08-29 20:28 | Comments(4)

いつか見た光景

 リビアのカダフィ独裁政権が崩壊した。アメリカの圧倒的な軍事力に敗れたのである。前にも似たような光景があった。イラクのフセイン政権の崩壊もそうだった。独裁の打倒に戦争を仕掛けた。

 もっと昔にもその光景があった。半世紀も前のベトナム戦争を回想している。ゴ・ジェン・ヂエム大統領のことである。アメリカは反共の立場にあった大統領を良として、莫大な支援を送り続けた。しかしゴ政権は独裁化してしまい、人民が離反してしまった。アメリカはそのその反対勢力に軍事力を提供してゴ・大統領を殺害してしまう。(自殺との説もあるが大統領はキリスト教徒で自殺はないとされる)
 長い長いベトナム戦争のきっかけだった。最後にはアメリカは敗れてしまい撤退することになった。これは一面ではベトナム仏教徒の勝利とも言われている。
 
 フセインを殺害したイラクでは、まだおさまりがついていない。長期戦の様相を呈している。リビアはこれからどうなるのだろうか。中東諸国はどうして独裁国家が出来やすいのだろうか。イスラム教とも関係することだと思っている。エジプトにしてもしかり、アラビアにしてもそうだ。

 かたや多神教日本では、党首選びがゴタゴタしている。何ども前に見たことがある光景が展開されている。誰が党首・首相になっても安定することはないのだろうと思うしかなくなっている。歴史が前進したのは、これに多額のお金が絡まなくなったことであろう。
 日本の格付けは下がっている。しかし世界市場での格は、どんどん上がっているのだから不思議で仕方がない。円がどんどん強くなっているのである。これに対する納得いく説明を聞いたことがない。200円の時にも日本製品は強いと言われ、100円の時も同様だったが、一方では国際競争力がなくなると言われ、76円の現在もなお、同じ光景しか見えてこないこないのはどうしたことだろうか。
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by watari41 | 2011-08-25 22:34 | Comments(0)

木のいのち

 法隆寺は、木造建築で1300年もの命を保っている。もちろん幾度もの補修が施されているが木材の生命は長い。鉄筋構造の建物ではそうはいかない。

 奈良県斑鳩の里は聖徳太子ゆかりの地で、法輪寺3重塔というこれまた古い建築物があったが20世紀になってから火災で全焼してしまった。

 この塔を再建するのに、古来の通りにヒノキの木が使われることになっていたが、近代建築学からは強度が多少弱いということになったそうだ。そこでヒノキに穴を開けて、鉄骨を通してで補強しようとする案がでたそうなのだ。

 この案に対して、頑強に反対したのが、最後の名人宮大工とも言われる西岡常一さんという棟梁である。ヒノキは千年以上の命があるが、鉄骨にそれだけの寿命があるかという反論なのだ。ヒノキに穴を開けるなどとはとんでもない話だというのだ。有名な論争になったことを回想している。最後には折衷案となり、設計当初の鉄骨量を1/3にすることで決着した。

 ヒノキというのは、木造建築にとって最も使いやすい材料だそうである。寿命が長いことに加えて強度のピークが200年後にあり、それから緩やかに下降して千年後あたりに建築当初と同じ強度になり、徐々に劣化していく性質があるということだ。

 ヒノキも万能ではなくて、たとえばトイレの基礎などにはアオギリという腐食に強い木材を使うとか、一つの建物にもいろんな材料を組み合わせて、長持ちのする建築物とするようだ。

 今次大震災において、わが町役場庁舎は昭和30年代に建築された鉄筋コンクリート3Fの建物だが、もろくも崩れ立ち入り禁止となった。危険性は以前から指摘されていたが、その通りになった。木造の我が家は、オンボロであるが何とか持ちこたえた。

 しかし、一概に役場を木造にとはいかない。その時代なりの機能があり、それに合わせた建築物が必要となるのだろう。ヒノキなどは今や貴重品だ。

 昭和というか、戦後の鉄筋コンクートのお城が各地にあるが、これはいつまでの寿命があるのだろうかと思っている。しかし、これは昭和の築城なので文化財でもなんでもない。木の文化とは貴重なものかもしれないと改めて考えている。 

 
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by watari41 | 2011-08-20 09:55 | Comments(2)

終戦記念日

 8月15日が近づくと、NHKでは毎年、太平洋戦争秘話に関する特集番組が組まれる。
今年は「原爆が投下されることを日本の諜報機関は知っていた」というものである。
番組の最後の方しか見なかったが、戦争体験を証言する方も超高齢化してきており、90歳を越えている。良質な特集番組だが戦後も66年、いつまで続けられるのだろうか。
 もう20年も前になるのだろうが、「終戦間際のソ連参戦をスペインに送り込んだ日本スパイがキャッチしていた」というのだが、これにも何らの処置が取られることなく、満州では多くの犠牲者がでた。日本は有効な情報を得ても組織的な生かし方が歴史的に上手にできない。グリコ・森永事件の回顧番組があったが、同じ警察でも情報を横に流せない欠点を持っている。

 量子科学は20世紀初頭から人類を魅了し続けてきたのかもしれない。最先端の学問として名だたる物理学者を輩出してきた。第二次大戦の風雲急をつげたころ最も優秀な学者だった、ハイゼンベルグ(1932年に31歳でノーベル賞を受賞)は、多くの同僚が西側に去るなかでドイツに留まった。
1939年にナチスによる戦端が切られると、多くの学者はドイツが原子爆弾を先に開発してしまうのではないかと恐れ、ルーズベルト大統領に核開発を進言したそうである。ひとえにハイゼンベルグを恐れたのである。「何故ドイツは原爆をつくれなかったのか」という分厚い本を読んだことを回想している。ヒトラーは、原爆の威力を知らず熱心でなかったともいわれるが、ドイツの敗戦時には小さな原子炉が一つ見つかっただけだとされる。

 アメリカは、月ロケットでソ連に先着したように、期限を定めてのシステム力に強い。
原爆開発のマンハッタン計画では、ボーア・オッペンハイマーなど名だたる人たちが集結した。原爆はドイツの敗戦後に完成した。
 そうは思いたくないが、日本へ種類の異なる2つの原爆を落としたくて、終戦を引き伸ばしたのはアメリカであるという、うがった味方もある。

 核開発には将来のエネルギー需要もあるだろうと、アインシュタインは積極的に賛意を表したそうだが、彼は生涯の悔やみ事だと言っていたそうだ。
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by watari41 | 2011-08-13 11:42 | Comments(6)

放射能の危険性

 先日、わが町に放射線の専門家が来て講演会があった。聴講者およそ400名で、タイムリーな企画であったと思う。我々は放射能に敏感である。
 「文部科学省放射線審議会前会長」東北大名誉教授という方である。立場上、もちろん危険な話などは有り得ないと思っていたが、それにしても安全きわまりないお話であった。
 京都の大文字焼に、放射能の危険があるから岩手県陸前高田市の津波で倒された赤松を使わないなどという話は、およそ見当はずれも、はなはなだしいということになる。

1.地方紙に、宮城県内各地の昨日の放射線値が出ている。おしなべて「0.1μシーベルト/時間」前後 の数値である。年間に換算するには、24時間と365日を掛け算すればよく、およそ800μシーベル ト/年となり、1ミリシーベルに達しないのである。
 一般の日本人が、年間に取り込んでいる実効放射線量は、食物や自然界からの2.2mシーベルトだ というから、地上で測定している数値ははるかに低い。
 尚かつ、地上の測定値は、土が取り込んでいる放射線を測定しているので、自然界の値に近くなっ てきているという。

2.牛肉のセシュームが問題となっているが、動物では体外に排出されやすい物質であり、もう少し飼 育を続ければ、基準値を下回った可能性があるが安全策をとったのであろう。人間も同様である時 間が過ぎれば体外に排出されてしまうそうだ。

3.遺伝などの影響については、広島・長崎の実例からすると、被爆者の子供や孫に問題が出たことは ない。

4.1960年代に各国が核実験を行っていた頃は、1990年代に比べ10万倍も高かった。それでもなん らの影響も出ていない。
 我々は放射能雨で頭が禿げるかもしれないといわれ帽子をかぶったことを 回想しているが、私の 場合はそれでも頭髪はなくなった。(これは遺伝か?)

5.チェルノブイリで子供の甲状腺ガンが多発したが、これは直後に何らの対策もとらず、子供が放射 線を多く含む食物を取り続けたことによる。今回は直ちに情報公開され避難処置などがとられた。

 こんなお話があって、安心した町民も多かったようだが、我々の年代になると本当だろうかと半信半疑で聞いている方も多かったのだと思うが、専門家の話なので信用する他はない。
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by watari41 | 2011-08-08 12:14 | Comments(7)

女性的見方

 先日、農協の総会があった。
 進行役の理事が、政府通達によって、これからは女性理事を必ず2人は、入れなければならなくなりましたとの報告に会場は、オーとなった。全国の農協で女性理事のいるところは、あるのだろうかと一瞬思ったものである。民主党も味なことをやるものである。

 昭和22年の日本での市町村への農協設立以来、おそらく女性理事というのは、いなかったのではなかろうか。政府が関係する各種団体は、女性役員を2人以上ということのようだ。

 男女の機会均等などと言われながらも、このような政府通達を出して、強制的にでも女性を参画させないと、いつまでも現状のままということになるだろうから、大変によいことだと思った。最初は形式的なものになるのかもしれないが、状況が転換するキッカケになるはずだ。
 わが農協は16名の理事が来年の改選となり、その中に女性2名が入ることになる。

 現状の日本は女子的力を大いに必要としているのではなかろうか。男子的ものの見方が行き詰まってきているような気がしてならない。発想の転換を、などといわれてもそんなに簡単ではないが、女子的ものの見方が大手を振って、まかり通るようになれば大きな転換がありそうだ。

 小・中学校にある時期から女性校長先生が急に増えて驚いたことがあったが、今から考えればそんな通達でもあったのだろうか。女性の駅長さんも珍しいと思っていた頃だ。

 農協の総会は来賓の祝辞が延々と続く。総会おめでとうございますのご挨拶が国会議員からはじまって町長まで一時間はかかる。各種の数値や情報提供はありがたいが、文書で渡せば済むことだ。総会内容もまるで金融機関の決算報告だ。会計のわからない人が聞いていてもチンプンカンプンのはずだ。これらは全て男子的発想なのだ。こんなことも少しづつ変ってゆくのだろうと期待している。

 農協は役場と共に村落では最も安定した職場であると言われた時代を回想するが、時代と共に変化する必要があるのだ。
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by watari41 | 2011-08-04 14:36 | Comments(5)