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スイス鉄道

 脱線転覆して、死者まで出た事故なのに、2日間休んだだけで、原因も分からぬままに営業再開とは、スイス鉄道の荒っぽさにあきれていた。何より驚いたのは、年間乗客25万人のうち日本人観光客が7万人を占めるというのだ。

 何故、それほどに日本人が押しかけるのかというと、思い当たるふしがある。
 戦後間もなく小学校に入学した我々世代は、スイスを理想の国として教えられ思い込んでいたものだ。風光明媚に加え、永世中立国として戦争とは無縁な平和な国であると思っていたのだ。外国旅行など夢みたいな時代だったが、行ってみたい国のNO1がスイスだった。これは日本人の全世代に共通することでもあったように回想している。
 特に我々世代は、そういう思い込みが強いのであろう。今度の事故にあった方々は、そんな年齢の人達だ。

 スイスは鉄道の先進国とも言われている。山の多い国なので、鉄道にたよるところが多かったのであろう。それに電化率も高い。急勾配を登るのに蒸気では無理で馬力の高い電気機関車に頼るしかなかったのだろう。しかし最近では日本と同様にバスに押されているようだ。今回事故を起こした鉄道はよほどの黒字線であったのだろう。事故の究明よりも復旧を優先した感が否めない。
 鉄道路盤の敷石交換での作業ミスが原因のような見解が出されている。敷石がかみ合わず崩れたということのようだ。過去に何度か同じような事故を起こしているのかもしれない。

 それにしても、あまりに事故情報が少なすぎる。過去の鉄道事故情報など何も伝わってはきていない。早い復旧で乗れないと思っていた人達が乗れてハシャイでいたオバチャン方がいたが、すばらしい景色は危険との隣り合わせでもあることを思い知らされた。

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by watari41 | 2010-07-28 21:29 | Comments(4)

ゴミは金なり

 私の退職後の主要な仕事のひとつが、町内会ゴミ係りであることは先に申し上げていた。
 我々は、一人、一日当たり、およそ1kgのゴミを出している。それを焼却したりの1kgの処分費用として23円を要している。これが我が町の実態であるが、全国平均もこんなものだろうと思う。町の財政支出の3%がゴミ処理に当てられている。

 ゴミはゴミでもリサイクル可能なゴミもあり、その中には町内会で自由に販売できるゴミもある。新聞紙・広告紙・ダンボール・アルミ缶などである。
 販売代金の他に、町からの奨励金として1kgにつき4円の助成金が支払われる。先駆的な町内会では数十万円もの金額にのぼり、全国表彰を受け町内会の主要な財源としているところもある。
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 私の町内会でもその試行をはじめた。ゴミ集積所からダンボールなどを脇にうつして、グランドシートをかぶせてある。本来はもうひとつゴミ小屋があればよいのだが、昨年新しいゴミ小屋を作ったばかりなので、様子見をしている。この資源ゴミの収益金は子供会の活動費に充当することにしている。

 たかがゴミとは馬鹿にできず結構な金額になるはずだ。ようは手間隙をかけてやるかやらないかといういうことのようだ。

 
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by watari41 | 2010-07-25 14:48 | Comments(9)

ヒーローと犯罪者

 古今を問わず、犯罪者がいつのまにかヒーローになっていることがある。
 金賢姫さんは至近な例だ。韓国の航空機を爆破して百名以上を死亡させたのだから重罪は当然だ。死刑判決が特赦によって許されたのは、北朝鮮がこれを認めず韓国の自作自演だとしているので、当人には生きていてもらわねばならないからだ。

 金賢姫さんは、20年以上も前の事件当時と比べると、ずいぶんと痩せてやつれてみえる。自分が犯した罪の重大さにさいなまれているのか。あるいは北朝鮮にいる親族がおそらくは処刑され孤独になってしまったことによる精神的なものかと思う。
 彼女の唯一のつながりは、日本の拉致被害家族者しかいないのである。韓国も日本も政治的に最大限にこれを利用しようとしているのだと思う。

 いつの時代にも仮想敵国というのがあった。最終的には戦争に突入していった。明治時代には清国、そしてロシアである。第二次大戦前には、アメリカをはじめ多くの国々が敵国だった。

 現代の仮想敵国は日本も韓国も北朝鮮である。日本が脅威とした発端は拉致問題である。これが脱北者によってその情報がもたらされるまでは、単なる行方不明事件だった。拉致被害者は北挑戦が行うテロ行為に実質的に協力させられていた。

 テロ実行者の一人が金賢姫である。生きてというか、生かされて現代史の重みを一身に背負わされているかのようにも思える。ある意味では気の毒なことである。しかし、日・韓・北のキーパーソンになるかもしれず、平和裏に事が収まる、本当の意味でのヒーローと化す期待もまた持っているのである。
 

 
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by watari41 | 2010-07-22 16:28 | Comments(4)

豪雨禍

 西日本各地の梅雨前線の豪雨は、予測をはるかに上回る。東日本に住む我々からみると、お気の毒に耐えないことだと思っている。
 災害が起こった後に、あるいは災害を予測して、治山治水対策がとられるが膨大な費用がかかる。

 昔の大河川は、洪水の毎に自由奔放に流れを変えていた。山崩れが起こるとその土砂を運び、河口に平野を構成していた。川の流れを制御できるようになったのは、戦国時代からだと思う。川を治めるものは国を治めることだと、山梨県の信玄堤などが代表的なもので、河川の流れが固定したのは江戸時代初期以降のことのようだ。

 私が住むこの平野も阿武隈川が何千年もかけて土砂を堆積させたものだ。正式には沖積平野と呼ぶそうだ。時に大雨の降ることがある。昭和23年のアイオン台風では、仙台で350mm降ったと観測されている。この雨は北上川流域に大きな被害をもたらし千人に近い死者と行方不明者が出ている。

 今回の西日本の雨は、累積で500mmに達するというからただごとではない。大雨の記憶では、長崎県の諫早市で昭和32年の一日で1100mmという記録がある。私も高校生だったので、これはよく憶えている。信じがたい雨量である。
 おそらくは、この対策として、あの悪名高くなった諫早湾のギロチン堰堤と水門が計画され、数十年後に完成したということなのだろうと考えている。昭和30年代はまだ農業生産増強が国策だった。広大な諫早湾を干拓することで、農地と洪水対策とがとれるということで、実施に移されたのであろう。一度計画されたことは状況が変わろうとも理由を変更して実行されるのが常である。
 しかし、時代が変わってしまったのである。海苔など漁業の被害がおびただしく、有明海の赤潮発生の原因であるなどと言われ、開門を迫られている。農業関係者から言わせればとんでもない話だということになる。

 今回も何らかの対策が計画されるのだろうが、ダムなどでないことを願いたい。

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by watari41 | 2010-07-16 21:16 | Comments(10)

妖怪・怪奇現象の類

 子供の頃、真っ暗闇が怖かったものだ。丑三つ時などと言われると震え上がった。幽霊は本当にいると思っていた。従って肝試しの類には滅法弱かったことを回想している。トイレは外にあり結構な距離を歩かなければならなかった。夜はトイレに行かないようにしていたものだ。
 
 昔の人は怨霊を恐れたと言われる。最も有名なものは菅原道真の怨霊だ。しかし科学技術の発達はこれらをことごとく打ち消した。お墓でよく目撃される火の玉もプラズマ現象であることが証明された。
 こんな風にいろんなことがわかってくると、神事・仏事に対する信頼性が徐々に失われるように思っている。しかし交通災害とか偶然の事故に対して、我々はまだまだゴリヤクがあるように感じているのである。奇跡的に助かったりすると、ご先祖様のお陰だと思ったりしてしまう。まだまだ神様・仏様はなくならない。

 ただ、目に見えるものは、ほとんどが説明をつけられるようだ。中米のインカ文明が作った石組みにカミソリが入る隙間もないほどに精巧に作られていて、人間業とは思えないということで、昔から不思議なことのひとつに数えられていたが、先日のテレビで、こんな風にすれば古代人でも作れますということをやっていた。
 どういうことかというと、隣り合う石同士をこすり合わせて、凸部分を削っていくのである。最終的には綺麗に面が合うことになる。何のことはない我々が50年も前に機械実習でやっていたことだ。ただ材料は鉄だった。数ミクロンまで合わせることができたと思う。

 今やこの世に妖怪が存在しないことは、子供でも知っている。だったらということで、人工の妖怪を作りだしたのが水木しげるさんだ。大ヒットをした。水木さんなりのこだわりがあったのだと思う。我々もそれに惹かれた。奥さんもえらかったのだろうと思う。ゲゲゲ・・の今後を楽しみにしながら昔のことを思い起こしている。

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by watari41 | 2010-07-08 16:24 | Comments(7)

重税感

 毎年、梅雨と共にやってくるのが、「合算町税」の通知書である。何ともうっとおしい。県民税と町税を合わせたものである。土地が広いので年間80万円を越える。これとは別に多額の健康保険税があることは先に記したとおりである。年金生活者が支払える額ではない。おまけに乏しい年金からは、地方税が2万円、介護保険が1万円とさらに所得税まで天引きされてくる。

 では、どうして支払っているのかというと、前々からこういう事態は予測されていたので、わが故女房殿は、多額の借金をしてアパートを建設したのである。商家の出身だったので、一億円くらいの借り入れは何ともしない。私などは尻込みをしてしまう。本人は自分ひとりが生き残った時のことを考えたらしいが、逆のことになってしまった。大いなる遺産を引き継いだことになる。しかし、これ以外の方法はなかったであろう。

 金融機関への利子支払いもこれまた四苦八苦である。当初は3%くらいの利息だったから大変だった。10年を過ぎて見直しをお願いしたら、1%をまけてくれた。小数点以下の数字で生活も大いに変わる。
 私のような人が町内に多数いるのだろう。アパートが林立して、一挙に過当競争時代に入ってしまった。資産貧乏人が多くいるのだ。

 人生が終わるまで、税金の苦労をすることになるのだろうと思う。今度は消費税で痛めつけられそうだ。財務省は国家財政の健全化を計ろうと必死なのである。時の首脳を懸命に説得しているようだ。細川内閣が出来た時に真夜中の記者会見があって、福祉税構想を持ち上げたことを回想する。しかし実現しなかった。
 谷垣さんも財務大臣が長かったので、消費税必要の考え方に傾いたのだろう。管首相もしかりである。しかし我々はこれ以上の税金は御免コウムリたいものだ。

 一般民衆と権力との戦いは、いつの時代も税金をめぐるものだと言われる。国家に集まる税金は、支出に比べてはるかに少ない。どこかで本来は税を納めるべき人が納めていないと考えるべきか、支出を減らすべきと考えるのか、そんなことを争点とすべきだろうが、消費税の議論にしかなっていないのは残念なことだ。税金で苦労している人は多いはずだ。

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by watari41 | 2010-07-05 11:27 | Comments(5)

天才囲碁少年

 仙台に囲碁の天才少年が出現した。13歳の一力遼君が夏季プロテスト総合一位になったという記事が出た。

 だいぶ前から、その天才ぶりは聞いていた。仙台の碁会所で石亭(碁会所の主人でアマ7段くらいの人が多い)に黒を持たせてやっている少年がいたと聞いたことがある。(弱い人が黒を持つ)

 この少年は、運が良いのか悪いのか、地元有力新聞社の跡取り息子なのである。社主の祖父は大いに迷ったらしい。孫に囲碁を教えたのは、アマ5段の自分なのである。

 いろんな方々からアドバイスを受けたらしい。私が時々対局する仙台の経済人もその一人である。天才というのは、何千万人に一人しかでてこない。新聞社の経営は、それなりの人がやれますよと。結局はプロの道に進むことになった。

 現在の名人は、関西棋院の井山裕太さん20歳である。対等に戦える日が早く来てほしいものだ。仙台に錦を飾ってほしい。ゴルフ界の遼君と並立したら面白い。

 将棋では、50年も前のことになるが、塩釜市の中原誠名人が出ている。在職時の後輩に、この中原名人と小学校が同級で将棋を指したことがあるという男がいた。男は私よりも弱かったものだ。
 中原さんも当時は天才少年として騒がれた。

 一力遼君が最初に姿を見せるのは、NHK杯だろうと思う。井山名人も16歳の時に有望な新人としてテレビに現れ対局した。

 私は囲碁を覚えて60年に近い、腕の上がらない田舎初段である。生涯の楽しみとなった囲碁ではあるが、仙台から歴史に残る名人が出るのを期待している。

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by watari41 | 2010-07-01 10:40 | Comments(5)