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胃カメラ検査

 6月28日(月)早朝に、胃袋の異常を疑われた人達が、我が町公民館を出発し、仙台の対ガン協会に運ばれ胃カメラ検査をうける。私もその中の一人である。
 我が家は胃腸に弱いんだと、祖父の末弟からよく聞かせられていた。その大叔父は自分の2人の兄も胃腸で亡くなったと繰り返し言っていた。もう30年も前のことだ。その娘さんが大正15年生まれで、先日亡くなった。

 集団検診では、私の胃袋の表面粘膜にしわがより重なっているとの所見だった。その下に何かがあるのだということだ。
 バリウム検査だったが、最近は制度が高いらしい。飲む量も少ない。昔は大きな紙コップになみなみとつがれたものを飲まなければならなかった。胃カメラ検査ともなると昭和35年頃は四角くておおきなもので、飲み込むのに死ぬような思いをしたことを回想している。

 集団検診の中でも、胃がん検診は最も早かった。その死亡率が高かったからである。最近はもう違うらしい。食生活の変化なのであろう。我が家のDNAではなくて、日本全体のことだったようだ。

 異常なしを期待したいのだが、歳をとるにつれて、いろんな健康指数が上昇傾向にある。医者に行くと多くの薬を処方される。高血圧の薬、予防としての胃腸役。それにうつ病予防の薬まで入る。明日の検査にはそれらも持参し総合判定がなされるのであろう。オマケに男としては珍しいのだろうが、便秘の薬まである。

 医療費は大変な上昇傾向にあるようだ。町の健康保険税値上げの回覧板が回ってきた。私は固定資産割りが多い、これは値上げ前のものだが45万円の割賦請求がきている。今度の胃カメラ検査には一万円を持参のこととある。

 7月1日には、農協会員に対する脳ドックがある。作業中に脳梗塞で倒れる方々が多いからなのだろう。私も受けることにしている。これも一万円以上が必要だ。

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by watari41 | 2010-06-27 09:57 | Comments(8)

原発の緊急停止

 福島県の海岸一帯は、原発銀座とも言われる。東京電力の一大発電基地なのである。先日、その二号機が突然緊急停止した。78万kwがストップするのだからただ事ではない。
 原発は安全性の観点からとかく大問題となりがちだ。後日、事故の内容が新聞に載った。これは高度の専門性も必要なので、電力会社の発表ペーパーをそのまま載せているのだろうと思う。
 
 電気を発生させるには、太陽光発電など特殊な場合を除き、「磁力」と「動力」があって可能となる。今回はその磁力がゼロになってしまったのが発端だったという。発電機は外部からの磁力がないと空回りの状態となってしまう。するとタービンへの蒸気もゼロでよいことになる。これは行き着くところ、原子炉の出力もゼロでよいので、炉を停止させることになるが、それが突然に起こったので、緊急停止させるべく、制御棒がいっせいに炉中に落ちてしまったという発表をされた。(注書きを下欄に)
 では、何故に突然磁力がゼロになったかというと、第二発電機のプラント全体を動かす電力が外部から供給されており、磁力もその電力によって発生させているのである。ところが、そのプラントに突然の停電が起こり、78万kwの巨大発電を支える環境エネルギーがゼロになったことが原因なのである。
 最近は民放テレビで、元NHKの子供ニュースの解説をしていた池上彰さんが人気で、それに倣って、少し解りやすく書いたつもりだが、蛇足なのかもしれない。

 では、何故その停電が突然生じたのか原因は、まだ発表されていない。
 私は数年前に友人に誘われ、見学に行ったことがあった。原発の広大な施設内は出来るだけ野生に近い状態を保とうとしているのだろう、樹木がおおい。そこに関連する施設会社のプレパブや保守道具などが雑然と置かれた印象を受けたものだ。本体の外なので、こんなものでもいいのだろうかと思ったものだ。そして小高い丘の展望台に登ると、全景が見渡せるようになっており緑が多く、その中に白く小さい点々と発電施設が見え、事故などとは無縁に思える風景だった。

 今回の事故はもしかして、どこかに落ちている、黒焦げになった蛇とか、カラスとかが、全てを物語っているのではないかという思いが頭をよぎった。そういう事故はよく聞く。我が町の最高峰山頂にある重要な無線中継装置に電力を供給する電柱の列の支線には、プラスッチクの三角錘の蛇返しが取り付けられ、蛇や小動物が電柱に登るのを防いでいる。

 しかし、こんなことで原発が止まるなら、多少おかしな感じもしないことはない。テロなどに備えて物々しい体制がどこか奇妙にみえてくる。どこかに原子炉本体を護る、防御装置があってしかるべきだ。

 昔に習った磁気単位の事などを回想しながら、最近見直されつつある原発エネルギーに関する事故の早期究明を願っている。

 (注)私のヤブ蛇めいた解説は、かえって誤解を生んだようです。「制御棒がいっせいに炉中に落ちた」は、炉の底に落ちてしまったと解釈される文章です。発表は「制御棒が核反応をなくすところまで自動挿入された」ということで、意味合いが異なります。へたくそな文章が誤解を招きました
 

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by watari41 | 2010-06-22 11:46 | Comments(10)

賭博DNA

 賭け事は誰もが好む。人類のDNAなのかもしれない。しかし時の権力者はこれを排除してきた。社会秩序を害するからに他ならない。だがしぶとく現代に生き残ってきた。
 時代劇の悪には、鉄火場がつきものだった。丁かハンかの緊張した場面がある。サイコロ振りの男はカッコがいい。鋭い目つきで「ようござんすか」というセリフが入る。

 違法な賭博と、楽しみ程度の賭け事は昔から区別があったのだろう。現代社会は徐々にではあるが、悪を追いつつめつあるようだ。
 時代劇にも、この鉄火場場面が最近は見なくなったように思う。意識して博打の悪を映倫あたりが除こうとしているのだろうか。暴力団の重要な資金源であるからなのだろう。10年ほど前にはプロ野球選手の検挙があった。これは個人の問題だった。今度は相撲界である。この世界は現代では浮世離れした感覚がある。テレビに写るのは一対一の格闘技なのだが、相撲協会は何とも奇妙な組織形態なのである。
 親方という現代では死語に近い人がいる。その地位を得るには数億円の大金が必要とされる。その協会が内部改革されるには、物凄い外圧が必要となりそうだ。
 今回は、またとないチャンスではなかろうかと思っている。災い転じて福と為すということがある。本当の改革が出来るなら、数場所を休んでもかまわないだろう。国技を保つには、そのくらいの覚悟が必要だろう。
 しかし、大相撲そのものは残っていてほしいものだ。好角家の一人であるつもりだ。

 我が町にも幕末に賭博の一団がやってきた。地主を誘い込み、その9割方の土地を奪い、図々しくもそこに土着した子孫がいる。5代から6代目の孫達は、競馬などが大好きなのだと土着した本家の奥さんは笑っている。そのご主人は亡くなったが、先祖が幕末にどこからやってきたのかルーツを辿ろうとしたが、どうしてもできなかったということだ。

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by watari41 | 2010-06-18 16:10 | Comments(4)

二つの快挙

 サッカーがカメルーン戦に勝ち、宇宙を旅した「はやぶさ」が無事に帰還した。久々の快挙を目にしてスカットした気分になった。
 「はやぶさ」帰還のNHK実況中継がなかったのが残念である。Ustreamの映像が一番美しかったと思う。最後の瞬間に、周囲が朝焼けのように光った。

 「はやぶさ」には、NECが200人体制で、宇宙開発機構を支援したとある。在職当時にNECの衛星事業部と打ち合わせたことがあった。彼ら曰く「打ち上げ時に三菱の文字がロケットの外面に大きく出ているが、ガワを作っているだけで、中味はすべて我々の機器なのである」というのだ。しかしエンジンなどは三菱かIHIのはずだ。私の住む隣町である宮城県角田市にその燃料噴射実験センターがある。
 しかし、今回の主役はイオンエンジンなのである。これもNECが製造したそうだ。出力は小さいが、無重力の宇宙空間をトコトコと歩くには適しているようだ。
 私が何十年か前に打ち合わせた内容は、すっかり忘れてしまったが、衛星の姿勢制御用の磁気材料だったはずだ。「はやぶさ」は、もうそんなものを使わずに、IC制御とかそんなことになっているのだろう。だが残念なことに、小惑星への着地の瞬間にバランスを崩してしまい、横倒しに激突したそうだ。100%の成功というわけではないが、回収したカプセルに、小惑星の砂が入っていることを期待したい。

 私が在職の頃は、制御系には高性能磁気材料が全盛の時代だった。ロケットの制御もそんなことだった。これには別のN社が関連していた。世の中、全てのものが、磁気材料を介して動いていた。面白い時代を過ごさせてもらったと回想している。

 サッカーも報道が過熱しているが、ここに記す自信はない。スポーツには弱い。ただ、岡田監督の立場には同情を禁じえない。面白みがないと英国には酷評されているようだが、とにかく勝ってもらいたい。

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by watari41 | 2010-06-15 22:40 | Comments(2)

余波:春との旅

 今朝(6.12)の河北新報を読んでいたら興味ある記事があった。
 気仙沼支局長という人が、論陣を張るは、かなり大袈裟な表現をしてみたが、映画(春との旅)のことを書いていた。主人公の仲代達也が、旅の途中の気仙沼でワンカップを一気に飲み干すシーンがあった。実に気持ちよさそうだ。カップの封を切るので水ではなくて、本物の酒のはずだ。演技ではなくとも一気に飲んでしまえば、ああいう表情がでる。ましてや名優が飲むのだから、印象に残る場面となった。
 「男山」という酒だった。気仙沼では有名な地元酒らしい。ところが、北海道にも「男山」があって、大方の人は、そちらの酒だと思っているらしく、きわめて残念なことだと書いている。
 この映画の小林監督は、気仙地方の出身で、そんな縁で地元の人達の大きな協力があったらしい。ところがその地域に映画館がないというのだからこれまた驚いた。映画の評判が高いので特別上映が予定されているそうだ。

 ワンシーンへのこだわりでは、黒澤明監督が有名だ。映画名は忘れたが、高価な壺を壊すところで、本当に高い壺を壊させたという話を聞いたことがある。ハットするシーンが演技ではどうしても難しいんだとか、それで本物を壊したとか。仲代達也のワンカップのシーンで、そんなことを思い出した。こちらは本物でも酒だからいい。昔の映画づくりはお金がかかったものだ。

 映画の魅力は、観客が集中できることにあると思う。いくら大画面でも見ている途中に電話がかかってきたら台無しだ。映画館では感動を持ったまま終えることができる。良い映画が復活してきたと思う。


(今日は、宮城沖地震の32年目である。朝から訓練のサイレンが鳴り渡り、多くの人が避難訓練に参加した)
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by watari41 | 2010-06-12 21:16 | Comments(2)

映画「春との旅」

 久しぶりに封切り映画をみた。仲代達也さん主演である。頑固に生きた人間の老年になってからの、肉親模様を描いたものだ。現代社会が見事に表現されている良い映画だ。

  http://movie.haru-tabi.com/index.html   「春との旅予告編」 
(リンクがうまくいきません)

 かつての日本映画といえば、小津安二郎さんに代表される、古き良き時代の人情と何ともいえね人間の愛情を映し出していたものだ。、しかし現代社会は、もうそんなことを許さない。

 主人公は老年に至るまで、北海道の海岸で鰊漁に精を出していた。豊漁の時は、父親の借金を一人で返した。「不漁だからといって、鰊漁を止めたら鰊に申し訳がねえ」というセリフがなかなかいい。
 ストーリーは別にどうということはない。主人公は晩年を孫娘に面倒をみてもらっている。その孫が村での職を失い、都会にでるのことになった。老人が厳しい土地に一人で暮らすことは出来ないので、兄弟を頼ろうと孫娘の春と二人で北海道から東北の旅に出るのだ。
 4人の兄弟には、それぞれに事情があり断られる。弟の住む仙台も10分くらい映しだされたろうか。地下鉄工事中の中心街もオヤオアと思いながら眺めていた。

 主人公仲代達也さんの迫力ある演技は言うまでもまいが、孫娘春役の徳永えりさんとのコンビがなかなかサマになっている。
 それぞれの兄弟たちとの掛け合いが見事だ。役者を得ている。長兄役は大滝秀治さんだ、2人は黙ったまま座っている。奥さんがお茶を持ってきて、御通夜ではないかと笑う。帰りしなに玄関で、長兄は俺たち夫婦は来月から老人ホームだと息子と約束してるんだという時のお互いの表情が何ともいえない。
 最終場面近くの牧場の光景には、少し救われた気がした。音楽がいい。読者の中でも多くの人がこの映画を見ているのだと思う。
 映画の事を書くのはどうも柄に合わない。しかし現代社会の縮図がそこにあったのである。

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by watari41 | 2010-06-09 10:37 | Comments(5)

初老のたわごと

 あまりにも歳をとり過ぎましたので、老人会を脱会させてもらいます。95歳になるおばあさんである。
 私も昨年より老人会に入会させられた。集金係を命ぜられている。

 元々は老人旅行会と称していた。昔は旅行する機会などはめったになかった。生き延びたからには、せめて近所の人達と数年に一回くらいは温泉にということだった。一人で行くのもひがまれるというような事情もあったようだ。
 今や旅行などは、珍しくも何ともない。主たる目的は地域のコミュニケーションなのである。選挙の投票所で、あら何年ぶりかしらなどと立ち話をしているおばあさん同士を見かけることがある。
 近くにいても会話をすることは、ほとんどなくなった。デイサービスセンターに車の送り迎えで多くの老人が集まるが、これは身体障害があって、介護認定を受けた人に限られる。健常な老人は行くことができない。
 朝方に表に立って今日一日また長い日なんですよという健康なお年寄りもいる。

 私らのような初期高齢者が体力的に最も弱いのかもしれない。足元がフラツキ始めている。元気な人とのバラツキが大きい。百三歳になる町内会の最高齢者が亡くなったとのお知らせがきた。10年前までは畑で農作業をしていた。私の父とは同級生だ。65年も長生きしている。私は、その人の先に逝きたくはないとおもっていたのだ。
 
 なだいなださんの始めた老人党というバーチャル政党が一時期注目を集めたが、その後聞かなくなってしまった。歳をとると急速に気力がなくなってくる。現実政党の小沢さんは、孤立しつつあるようだが、再度党を飛び出す気力が残っているのだろうかと思う。

 私は退職して10年が過ぎた。ものすごく長かった。次の10年は更に大変なのだろうと思っている。
 管新首相は我々にも期待のもてる政策を打ち出すだろうか。過去20年の閉塞期間を打破したいという意欲を持っているようだ。日本の進み行く道が行き詰まってしまったのだ。方向転換をうまくしてほしいものだ。一年で投げ出すようなことにはなってほしくない。

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by watari41 | 2010-06-05 11:05 | Comments(5)

物騒な男、金正日

 極度に情報化した現代社会では、専制君主そして王朝みたいな国家は、存在できるはずはないのだが、現実に北朝鮮として存在している。他国から人をさらい、テロを起こし、偽札をつくる。自国民を飢餓の状態にさらして何ともしない。金正日という男は、後世から見れば大暴君がいたということになろう。不思議な国家として研究対象ともなるのだろう。

 その北朝鮮が今や、まかり間違うと韓国と戦争状態となる一歩手前だ。北鮮の強大な軍事力の一端が韓国艦艇を撃沈してしまった。父親の金日成は、昭和25年に朝鮮戦争を起こした。その時の軍事バランスでは一挙に釜山まで攻め落とせると考えたのだ。事実、朝鮮半島の軍事統一は釜山の目前まできていた。そこから米国を主体とする多国籍軍が、反撃に転じて、現在の位置でにらみ合っている。

 当時のことを私は克明に記憶している。祖父が明治から昭和初期にかけて朝鮮半島での仕事をしていた。朝鮮総督府の郵便局に勤務しており各地を転々としていた。そんな関係で朝鮮の地図を記した大きな掛け軸を持っていたので、戦争が始まるやそれを壁につるした。そして来客があると現在の戦闘はこのあたりだと、そしてどんなところかを説明するのである。私は脇にチョコンと座って聞いている。祖母がお茶を持ってくる。そんなことを回想している。

 北朝鮮は、いつ内部崩壊してもおかしくないとかなり前から言われていた。金正日本人も常に暗殺の危険にさらされていると言われるが持ちこたえているのである。前回、彼が中国訪問の帰途に大規模な鉄道爆発事故を起こして一挙に葬ろうという計画があったそうだ。それを中国の情報局が察知して金正日に伝え、予定より早めに帰国したのだという。果たせるかな、その数日後に北朝鮮で史上稀なる大爆発事故が起こったことはよく知られているところである。
 
彼は父親がそうであったように戦争へのDNAを持っていると思われるので危険なのである。
我々は、多少おかしな首相を持ったのかもしれないが、選挙で交代させられるだけ幸いなのである。

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by watari41 | 2010-06-01 17:01 | Comments(7)