益鳥と害鳥

 この50年で価値基準というか、概念がすっかり変化してしまったものが多くある。「益鳥と害鳥」のこともそうだ。小学生の教科書に、米や穀物類を食べるスズメなどは「害鳥」、虫などを食べるのは「益鳥」と教えられ、害鳥は駆除の対象となったものだ。米が何よりも大切にされた時代だった。私も近所の遊び仲間と、スズメをカスミ網やモッチという接着剤をつけた棒もって捕まえると5円で売っては小遣いとしたものだ。食べても美味しかった記憶がある。
 しかし、今や鳥たちは現代人にとって癒しの対象である。バードウオッチングとか庭先に来た小鳥への給餌など、まさに共生の時代だ。
 昔も、姿や声の美しい鳥が飼われることはあったが、大衆のものではなかったようだ。一般には野生の鳥をみて癒される人も多かったにちがいない。
 わが町には、白鷺が多くいる。実に優雅な美しい鳥である。街から少し離れたところに「鷺屋」という地名の集落がある。田園のなかに20軒ほどの家がポツリポツリとある。いずれも居久根が家を囲んでいるが、夕方になると、それらの木々が真っ白になるほどに鷺たちが止まって眠りにつくのである。川や田で小魚やドジョウを食べているが、昔からそんなに増えても、減ってもいないようだ。穀物を食べることはないので大切にされてきたようだ。
 これにくらべて最近困ったのは、アオサギという大型の鳥が増えてきたことだ。食い物が乏しくなると街にやってくる。我が家の池に降り立ち金魚を数十匹もやられてしまった。まさしく”害鳥”ではないのかと思うのだが、保護鳥に指定されているので、勝手に捕獲はできない。困りごとの一つである。
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Commented by akiyama at 2004-08-29 01:27 x
デンヴァーの我が家の菜園にも、雀、アメリカロビン、カケスなど、5~6種類の小鳥が、虫やミミズをつまみに来ます。湖には白鷺や青鷺など
水鳥がたくさん棲息していますが、大青鷺は貪欲で、住宅街まで出張してきます。友人が日本風庭園にして立派な池も作り、見事な錦鯉や金魚を楽しんでいましたが、ある日そやつに全部食べられてしまいました。
松や樹木に池は、空から見難いようになっていますし、湖と比べたら庭池
など水たまりにしか見えないはずなのに、よく解るんですね..akiyama
Commented by watari41 at 2004-08-29 07:12 x
 日米をとわず、同じようなことがおきているのには驚きです。鳥には独特の嗅覚があるようですね。
 akiyama さん、コメントをいただきありがとうございます。HPも拝見させていただいております。
by watari41 | 2004-08-27 20:02 | Comments(2)