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余日録


by watari41

地球の温暖化(2)

 昭和20年代、子供の頃ですが冬の寒さは厳しかったように思いました。町内の大きな池には厚さ30センチもの氷が張って滑って遊んだものです。しかし大正、明治の頃はもっと寒かったといわれます。いつが寒さのピークだったのでしょうか。おそらくは江戸時代の中頃ではなかったかと思います。大飢饉があり真夏でも綿入れを着たとか福島県の相馬藩では1800年頃に70センチの大雪が積もったなどの記録もあるようです。そのあたりを境にして徐々に暖かくなってきて現在を迎えているのではないのかと思っています。これは数百年単位の小さなサイクルなのだろうと思いますが大きなサイクルはまた別の気候変動を起こすようで、これらが絡み合って気象が成り立っているのだと思います。

 温暖化して海面が上昇すると最も困るのは、海岸近くに住んでいる人で、如何にもこれから大厄災が起こるかのように言われておりますが、自然の大きなサイクルの一環ではないのかと考えるのです。海上わずか数メートルの島々に住んでいる人々は大変ですが、そんなに昔から住み着いていたのではないのだろうと思います。二酸化炭素ガスの影響がなくとも、いずれ海中に没するのではなかろうかと思うのです。

 子供の頃に庭に池を作ろうと思って、土を掘ったら1メートルほどで砂地になってしまい、水が湧き出して驚いたことがありましたが、その時の記憶が基になったのですが、このあたりが陸地になり人間が住み始めたのもそんな遠いことではないのだと理解したものです。

 私は寒さに弱いので温暖化は歓迎なのですが、世界中に住む諸々の人達のことを考えると複雑なことです。
by watari41 | 2004-05-29 16:50 | Comments(0)