伊達な旅
2017年 07月 20日
壇蜜さんは、セクシアルな女優としてつとに有名である。表題の宮城県が制作した夏の観光PR動画Youtubeに出演して、大きな話題を呼んでいる。
村井宮城県知事も浦島太郎で共演する「竜宮城」ならぬ「涼宮城」として、伊達政宗生誕450年を記念して涼を求める観光客を呼び込もうという企画である。
大反響の理由は、動画の出来栄えが良かったからではない。間のびした愚作なのだがエロチックさが受けたのである。村井知事は大根役者そのものだが、壇蜜さんを起用した意図が成功したのである。
男子がみても、どうということはないのであるが、インテリアルな女性がみると不快感ありということにあるのだろう。宮城県の「品位」を落とすものだと仙台市議団が申し入れ、奥山市長が記者会見を開くまでに至った。だが動画を取り消すか否かは知事に権限のあることなので、市長は異議を申し上げるのみだということだった。
エロティカルな表現がどこまで許されるかは、古くて新しい課題でもある。
50年も前にテレビで製薬会社が精力剤のコマーシャルを出した。画面で中年男が「俺も歳をとったもんだと言う、それに奥さんが、私だけが知っている事よ」という。たったそれだけであるが、クレームがついて取り下げられた。
同じころ、私は入社して間もなくだったが、まだ海外旅行が珍しかった頃に、会社幹部が海外研修旅行団に参加して帰国の時に、お土産にとエロ本を大量にカバンに詰め込んできたが、羽田空港で取り押さえられた。身元保証人を求められ、自宅連絡するわけにもゆかず、その部下がお迎えに行ったことがある。あまりに量が多すぎたので業者と間違えられたらしい。白髪のジェントルマンだったが人は外見によらずということなのだろう。
現代の感覚からすると、村井知事は問題なしという判断をしたに違いない。大成功とニンマリしているに違いないが、Youtubeの再生回数と、宮城県への訪問客とは必ずしも比例しないことだけは確かである。
村井宮城県知事も浦島太郎で共演する「竜宮城」ならぬ「涼宮城」として、伊達政宗生誕450年を記念して涼を求める観光客を呼び込もうという企画である。
大反響の理由は、動画の出来栄えが良かったからではない。間のびした愚作なのだがエロチックさが受けたのである。村井知事は大根役者そのものだが、壇蜜さんを起用した意図が成功したのである。
男子がみても、どうということはないのであるが、インテリアルな女性がみると不快感ありということにあるのだろう。宮城県の「品位」を落とすものだと仙台市議団が申し入れ、奥山市長が記者会見を開くまでに至った。だが動画を取り消すか否かは知事に権限のあることなので、市長は異議を申し上げるのみだということだった。
エロティカルな表現がどこまで許されるかは、古くて新しい課題でもある。
50年も前にテレビで製薬会社が精力剤のコマーシャルを出した。画面で中年男が「俺も歳をとったもんだと言う、それに奥さんが、私だけが知っている事よ」という。たったそれだけであるが、クレームがついて取り下げられた。
同じころ、私は入社して間もなくだったが、まだ海外旅行が珍しかった頃に、会社幹部が海外研修旅行団に参加して帰国の時に、お土産にとエロ本を大量にカバンに詰め込んできたが、羽田空港で取り押さえられた。身元保証人を求められ、自宅連絡するわけにもゆかず、その部下がお迎えに行ったことがある。あまりに量が多すぎたので業者と間違えられたらしい。白髪のジェントルマンだったが人は外見によらずということなのだろう。
現代の感覚からすると、村井知事は問題なしという判断をしたに違いない。大成功とニンマリしているに違いないが、Youtubeの再生回数と、宮城県への訪問客とは必ずしも比例しないことだけは確かである。
by watari41
| 2017-07-20 17:27
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