IS崩壊

 第三次世界大戦が起るとすれば、中東地域だと言われたのは、もう50年も前のことである。
 ずっと不安定な状況が続いてきた。戦闘状態にあったわけである。
 世界大戦にならなかったのは幸いである。しかし中東地域は長く続いた戦争で見るも無残に疲弊した。

 中東を不安定にさせたのは西欧諸国で、なかでもアメリカの兵器産業だったとされる。
 かつてアイゼンハワー大統領が引退する時に、軍需と産業が一体化した産軍複合化が心配されると言っていたが、現実のものとなっている。兵器産業が戦争を続けてきたともされる。広い意味では先進国の経済を中東諸国の犠牲のもとに引っ張ってきたのかもしれない。

 「IS」という都合の良いものが出て来た。必要上、作られたものなのかもしれない。
 アメリカは、かつて自分の味方に引き入れたものを敵に回して戦争をしているお人良しだとも言われ、我々も信じた。イラクのサダムフセイン大統領がそうだった。かつてのフセインさんは盟友だったはずだ。オサマビンラディンも同様だった。それらを相手に大規模で何年にも渡る戦争が続いた。兵器産業は大いに潤ったはずだ。
 アラブの春とされるものも同様だったが短期戦に終わってしまった。
 シリアは中東の争乱を横目に長らく平穏を保てきた。高校の同級生で定年後にシリアでシニアボランティアを数年間やってきたものがいた。平和時のシリアである。同窓会で、あそこがそんな状態になるなんて信じられないと言う。

 お互いを本気で戦わせる仕掛けを作ったのであろう。アラーの神が都合の良いように扱われたのだと思う。「IS」が最終的に勝ち残るようでは、先進国が困るので出来レースみたいな感じもしているが、たくさんの戦争の種をまだまだ残してきているようだ。

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by watari41 | 2017-07-13 17:02 | Comments(0)