反乱(前)

 前川文部次官の政府に対する「反乱」ともいうべき会見があった。「義憤」なのだろうか?。事実を述べると反乱というのも困ったものだ。
 だが歴史上、反乱が成功したという例は殆んど見当たらない。。
 明智光秀しかり、幕末には大塩平八郎も小規模な反乱に終わった。明治に入っての大規模反乱である西郷隆盛さんも失敗した。
 明治維新が数少ない成功例みたいだが、天皇を担いだ知恵者がいたのが主たる理由である。
 だが天皇が首謀者となった、鎌倉幕府に対する反乱は失敗に終わり天皇は佐渡島に流れされた。
 昭和に入っても、農村疲弊に対する青年将校の義憤であろう5.15や2.26事件が起きたが、天皇の忠臣を殺してしまったことで反対され平定された。

 近くは、森首相に対する加藤紘一さんの乱ともいうべきものがあったが、これは時勢を見誤ったというべきなのだろう。

 近年、反乱を逆利用して権力を強めることに利用したのが、トルコのエルドアン大統領だとされる。反乱の兆候をつかむや、一味をそそのかして大規模な反乱とさせてから一網打尽に鎮圧した。
 「アラブの春」も成功したかに見えたが、その後を見ると混乱が増して結果的には失敗だ。
 一説には力をつけたカダフィー大佐が、アフリカ独自の通貨体制を築こうとして、欧米の巨大銀行筋に潰されたのだという。

 日本の歴史の中で、反乱というか内乱と言うべきものが「大化の改新」であったろう。蘇我氏の権力を天皇家奪い取った。ここから事実上の日本史が始まったのかもしれない。

 トランプ大統領も、地球温暖化阻止同盟に反乱を起こした。だが大義名分がない。結果的にはアメリカも被害を受けるだろう。三権分立の確立している米国では、大統領の地位も絶対ではない。
 独裁政権は特に反乱を恐れている。中国ではささいなことから日本人の検挙が相次いでいる。安倍さんも長期になるにつれ独裁傾向が強まってきている。周囲が反乱者を潰してしまう。忖度の度が過ぎてしまうことになる。

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by watari41 | 2017-06-04 11:40 | Comments(0)