公然の秘密

 文部科学省の天下りが大騒ぎとなっている。そんなことは昔から誰にでもわかっていたことであり、何をいまさらという感じがしないまでもない。
 過去に何度も問題化したことがあり、公式的には有能な人材の活用であって、天下りなどでは決して無いとされているが、実態を聞いて驚いた。67才の元締めの人は、年収1500万円で2度だけ生命保険会社に出勤すればOKだというのだから何をかいわんやである。

 日本の公務員に汚職が少ないのは、定年後、あるいはその直前から天国の如き天下り生活が保障されているからとも言われているが、通常の感覚では有り得ないことである。

 公然の秘密といえば、全国の市町村に官製談合の無いところはないはずである。特に土木関連では当然のこととされている。各自治体では、自分の地域内に小さくとも土建会社を残して置かないことには、いざという時に困るのである。暗黙の了解事項でもある。

 時として、その権力を必要以上に使ってしまうと、検察側も見逃すことが出来なくなってくる。天下りも個別的にはOKだが、組織的にやるとNGだというこれまた暗黙の了解があるのだろう。文部科学省はそこに、引っかかってしまったようだ。

 大きな公務員組織に入ると、70才くらいまでは何かと面倒をみてもらい、給料を頂戴できるようだ。同級生にも田舎の学校を卒業して警視庁に入った男が、定年後に所々を点々として、そんな年令以降に年金生活となったようである。

 残念ながら、民間ではそんなことは有り得ず、凄まじい競争社会であることはよく知られている通りで、新市場主義経済というのはそれに拍車をかけている。
 ギリシャの如く、国民の3割近くが公務員になってしまうと、国家は破産状態になるが日本では市囲の方々が頑張って支えているといえよう。しかしいつかは持ちこたえられなくなる時がやってくるのだろう。

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by watari41 | 2017-02-13 21:03 | Comments(0)