人工知能との対決

 囲碁のプロ棋士が、日本の人工頭脳に負けなかったことが大変な話題になった。
 欧州の人工頭脳である「アルファ碁」が、世界最強の韓国人棋士に勝っているので、日本人棋士のトップレベルにある趙治燻さんの勝負や如何にと見守られていた。

 筆者をはじめ300万人ともいわれる日本囲碁ファンは、ひとまずほっとしている。
 ある程度上手になると囲碁ほどに面白いゲームは世の中に存在しない。そのレベルとは田舎初段とされる実力だろう。囲碁才能のない筆者はそのレベルに達するのに60年を要している。

 筆者は人口知能というより、簡単なソフトウエアにも負けてしまう。
 
 人口知能は一手を打つごとに、盤面での勝率を計算してしまうというからたいしたものだ。
 残念なのは、大局観に欠け負けそうな場面で「勝負手」を打てないことにあるようだ。
 そんなことも、まもなく解決されるのだろう。

 藤沢秀行さんという、亡くなってしまったがとにかく強い棋士がいた。
 彼が曰く「私の力は囲碁の神様からみたら4%くらいのものでしょう」と語っていたが、その数字が出て来ること自体が凄い。
 人工知能はそのうちに神のレベルにまで到達するのであろう。

 人間の進歩もすごいが、とうとう機械に追い越されるかという感慨を抱く。
 仙台から若い一力7段という天才がでたが、囲碁界にはそれを凌駕する若い人がでている。大西さんという16歳である。「週刊碁」を読んでいたら、とんかく大変な人である。
 将棋の世界ではプロが機械に教えを乞うという疑いまで持たれている。
 天才という言葉がもはや有名無実になるのかもしれない。

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by watari41 | 2016-12-02 12:06 | Comments(0)