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余日録


by watari41

極限のスポーツ

 羽生結弦選手をジュニアの頃から、ローカルニュースでは将来の大物として度々報じられていたが、ここまで成長するとは思ってもみなかった。

 フィギュアスケーターというのは、苛酷なスポーツである。
 ロシアの皇帝ともいわれたプルシェンコ選手の映像をみたことがあるが、背骨を金属棒で支える手術を何回かしている。四回転ジャンプの着地の衝撃は物凄いもののようだ。人間の骨ではなくチタン金属との複合効果でショックを吸収していた。体重を乗せ高く飛んだスケートが急ブレーキを掛けながら固い氷ともろにぶつかるのだから、想像を絶するものがあるのだろう。
 相撲取りも苛酷であるが、スケータも同様に苛酷である。
 さらに芸術的センスだとか、演技力まで問われている。

 世界の最高峰に立つには、運動神経のみならず、様々な要素が絡み合って達成される。
 女子の荒川選手についで、仙台出身の男女からそれぞれにオリンピックの金メダル者が出たのは、喜ばしい。ふたたび仙台パレードをやってほしいものだ。

 しかし、これからは、さらなるハイレベルの技が要求されるのだろう。
 我々から見れば、もうよして下さいとよ、というようなレベルにまで到達しているような感覚である。

 体操の選手にしてもそうである。鉄棒演技の途中で手を放すなどとは、難易度がウルトラCなどと言われた数十年昔には考えてもみなかった。

 極限を目指した演技が、どこまでも追及されるのだろう。あくなき探究心ではあるが、もはや限界を超えたものと思っているのだが。

Commented by ようこ at 2015-12-02 19:12 x
羽生結弦選手の演技は素晴らしかったですね。どう育てるとあれだけ強い精神力を持つ子に育つのでしょうか?
今回は再挑戦することにした真央ちゃんを一番応援していましたが、次回に期待します。
宮原知子選手も安定していい演技でした。背が小さいこともあり、人より努力する子になったのかしら、好感のもてる選手ですね。
金メダリストとなられた荒川さんは、選手を引退しても個人の生活も順調な暮しを手に入れたような気がするのですが、すごい人です。
フィギア観戦は楽しいです。
Commented by watari41 at 2015-12-04 17:33
選手もさるものながら、いつも付き添っているコーチのことが気になりますね。
荒川さんのコーチが長久保さんで、もとtもとは距離競技の選手だったと思います。
金メダルの後で、Eテレだったとおもいますが、フィギュアスケートのゼロからの解説番組がかなり続いていたことを記憶してます。今大会はまだ誰かのコーチになっていてその顔をみました。
ラクビーの時に驚いたのですが、五郎丸のメンタルコーチというのがいたのですね。そんな時代なのですね。よう子さん、コメントをありがとうございます。
by watari41 | 2015-12-01 21:34 | Comments(2)